#097　はんにゃと『THE THREE THEATER』と

■何をいまさらと言われるかも知れないけれど、昨今のお笑い芸人さんたちの才能と努力、そしてその作品の質に目を見張り、ここのところずっと注目している。実は「つたや」で借りて観たＤＶＤの『2012』という作品の暴力的なまでの鈍酷愚雑さにあきれ返り、その不快感中和のためにYouTubeで過去の「はんにゃ」の動画をまとめて見たのだが、実に奇麗に精神をクリーンアップしてくれた。

■なおなぜ『2012』という映画を見たかというと、先日嫁さんがハンダコーセン氏の『2013 人類が神を見る日』と共に『2012』という小説を買ってきたので、ついその小説を読んだらそこそこ面白かったからだ。そしてこの小説が映画化されるというので、DVD版で『2012』という新作を見かけたので借りて観たのだ。しかしこの愚作はタイトルが同じだけの超スカポンの映画だった。

■小説『2012』のアオリを見直したら、マイケル・ベイ監督による製作で2010年公開に予定と書いてある。このバッタもん作品は絶対見ない方がいいと断言したい。さて話はお笑いに戻さねば。現在のイチオシは「はんにゃ」というボケの金田クンとツッコミの川島クンの若いペアだ。嫁さんが最初に騒ぎ始めて久しいのだが、彼らの「づくだんずんぶんぐんゲーム」からツカまれてしまった。

　　　

■特に弱冠22才になったばかりのイケメンでスタイル抜群な金田クン。ヘタレな先輩や間抜けな武士を演じるのだが、そのバレエダンサーかと見まごうほどの尋常でないリアクションのキレとあいまって、中高生には絶大な人気があるらしい。すでに大ブレイクしているけれど、それでもやはり「はんにゃ」大好きなので、そのうちぜひナマで見に行きたいものである。

■かつては毎週土曜の『エンタの神様』を楽しみにしていたが番組の勢いはとうにない。現在は毎週水曜午後10時の『爆笑レッドカーペット』がずっと外せない。そして現在の最注目は、10月中旬から始まった深夜枠の『THE THREE THEATER』は下手なドラマ見ているよりよほど充実する。はんにゃ、しずる、我が家、柳原可奈子、ジャルジャル、フルーツポンチ、ロッチ、狩野英孝。

■なだぎ武、世界のナベアツはもちろんだけれど、鳥居みゆきだった。個人的趣味からはアントキの猪木、クールポコ、ザブングル、もう中学生、ハイキングウォーキング、バカリズムなどが面白い。トータルテンボス、オードリー、ナイツ、NON STYLEも好きだなあ。響は怖面白い。５ＧＡＰ、キングオブコメディ、Ｗエンジン、Ｗダッチ、フォーリンラブ…みんな本当に頑張っている。

■本当に最近のお笑いの芸人たちの精進と努力はすごい。お笑いはやはり１つの最先端世界だ。お笑いの人もデビュー以降、どんどん進化していく人と、パターンに安住して消えていく人とが見えてきているす。私も日々の生活の中でもお笑い精神を忘れずにいきたいものだ。それにしても『THE THREE THEATER』は名古屋では22日遅れの深夜枠でやるようです。東京、うらやまし〜っ！

2008.11.04 Tuesday