#315　バッキーのシナジェティクス

■急激に睡魔に襲われてうたた寝をした。、格闘技で落ちたかのように横になって眠った。背中から何かが入ってきた。猫かと思ったが違うらしい。夢を見たのだ。部屋の中が暗くなった。電気をつけようとしたけれどつかない。停電らしい。玄関に人が来た。身に覚えのない集金なので断った。窓から外に出た。中に入れなくなり、別の窓から人の肩越しに入った。目が覚めた。バッキーの本が目の前にあった。

■シナジェティクス。鎌崎タクちゃんから数年前に預かっていた本だ。服地に宝珠を縫いこまれていた放蕩児の話が仏教説話にある。人間は本当に身近にある出世の本懐を指し示す宝珠に気がつかないものだ。惑星グリッドについて考えようとしていた。ロシアングリットもベッカー＆ヘイガンのＵＶＧもエノクの鍵すらもが、私にとってこの本への道標だった。心身を純粋にすること。万物万事に感謝すること。

　　　

■おぼろげにしなくてはならないと思いつつ、先延ばしにしていた詳細な数理計算や部分知の整理統合を、前世紀にバッキーがすべてやってくれていた。それがここに記されていることを確かに知っていたはずなのに、なぜ長いこと行きあたりばったりの模索をしていたのだろう。エノクの鍵が手元から離れたこの今という時期に、バッキーのシナジェティクスの存在を再発見できた幸せ。感謝と共にページを開く。

■英語圏の世界にはこれと惑星グリッドを１つにして考えた者は沢山いるのではないか。日本でそれをなそうとする者はいないのだろうか。眼鏡のレンズについた肌の跡が、惑星グリッドの各点を結んだ２次的線群の網と良く似ていることに気づいた。自分の腕などの皮膚を良く見た。球面上ではないけれど、確かにそっくりな形をしている。伸縮や捩れや圧力などにも強い形状だ。地球と人体は良く似ている。

2007.06.05 Tuesday