#278　なぜ私の周りには異能の友人が？

■世の中には思っているより多くの超能力者や異能力者がいる。そして私自身はたまたまそのような人たちとの交流が少なくないらしい。しかしそのように少しもしくは大いに変わった人たちを知り合いに持つ人そのものを何人も知っているので、自分のようなケースはかなり普通だと思っていた。ずっとそう思ってきたし、今もそうだが、それでもかつて、それは類友であって、そのまま普通だとは思わない方がいいよと優しく注意されたことがある。

■確かに尋常でない稀種であろうと思われる人たちがいて、そのような人たちと友人知人関係の人たちがいて、私がそのどちらもさして稀ではないと考えていたのは間違いだろう。むしろ世の中は普通の人たちの普通の感覚で溢れているのだから、普通でない人たちのパーセンテージは少ないというのはその通りだ。あまくりおおっぴらにそれを口にしない方がいいよとは、自称普通の社会人からも、自らの異能を自覚している人からも言われたりした。

　　　


■しかしなぜ私はいわゆる常人ではない友人・知人が少なくないのだろう。自分は特別だと思い込むようなエゴの落とし穴を慎重に避けながらそれを考えなくてはならない。特別頭が鋭いわけでもなければ、異能力や超能力があるわけでもないのに…。自分の中に自らが気付かない何か素晴らしいなところがあり、それに対して好意を持ってくれているのだと自己評価して得心・安心するほどナイーブでも朴訥でもない。自分が一番分からないとは言え。


■それでも基本的に自分の意見や感覚を強く主張したり、邪まな考えを抱いていたりなどというような、余程のことがない限り好意的に接してもらえている。いや、よからぬ思いを抱いていたとしてもである。それすらも思い込みかもしれないが。何か個人を超えたレベルからの操作があるのだろうか。基本的に極力素直で自然体でいることは自らの操作ではない。それらで他者の好意を操作しようという発想もないが、外から操作されているのかは分からない。

　　　

■これからさらに突然自らの異能力に気がつく人が増えていくだろう。いまだ無自覚のままの人もいるだろう。先験的諸能力のランダムな発動は人間全体の中の発動個体数的な確率とも、個体の中の発動確率とも考えられる。自分が特別だとは全然思わないが、それでもそのような友人知人がいてくれるのであれば、とりあえず今できることはこの個人的な現実を奢らず諂わず、未来につなげるためにはどう解釈し、どう前進のエネルギーとするかである。

■この人たちが何かを私に示そうとしてくれていると解釈することができる。これらに良くも悪くも差別意識を持つことなく、全て現実として未来のために左右上下に捌いていくこと。「なぜ」という疑問の形ががさつすぎるのだろう。自分の思い込みや勘違いも誤差のうちだとして、卑下せず尊大にもならぬよう心がけて、「なぜ」を考え続けつつ、「いかに」自らも含めて進んでいけるのか考え、そしてその機をたがわずに行動していく覚悟と見識を！

2007.04.10 Tuesday