#009　玄米食のバタフライ効果か深夜の水難

■今日は玄米食だった。喫茶店もうでの後、スーパーでちょっと食材を買って帰り、トリノオリンピックをＴＶで見ながら、オカズ製作の仕込みをした。ビンチョウマグロの生が売っていたのでゲットして、猫にまずはおすそ分け。ジャー・Ｐ氏に教わったのだが、冷凍モノは喰わないらしい。刻んであげていると確かによく食べる。気が付けば人間様の分があとわずか。美食猫化に注意しなくては。

■さて腹も減ったのでご飯を炊くかと米櫃を見たらからっぽだった。ああそうだ、白米は切れてたんだ。確か冷蔵庫の中に新しい玄米があったはず。バタン…あった。ということで玄米を炊いた。いつものつもりでオカズを３品ほど製作。味噌汁も完成したのでそろそろ喰うか…と炊飯器見たら、まだ玄米、炊けてねーっ。…時間かかるんだね、玄米って。まあ最終的には美味い食事となりにけり。

■深夜の３時半過ぎ、突如思い立って入浴をした。ムトーハップというケミカルなんだけど湯が白濁するすぐれものの入浴剤入れて、湯船の中で「星たちのダンス」を読了した。これは本当に良い本だ。その後急激な眠気に襲われて風呂の中で爆睡。湯が冷めて目も醒めたのは１時間ほど後。体を拭きながら廊下に出ると、何やらトイレから水の音がしている。廊下まで床が水浸しではないかっ！

■あわてて中を見ると、貯水タンクの横から水がじょろじょろ流れ出ている。い、いかん、このままでは階下にまで水難が及ぶっ！と焦ること３秒。下半身ハジャマだけででかいバスタオルを２枚投げ込んだ。とにかく少しずつでも吸い取ることに。最初は洗面所に絞り、次に桶を持っていってそれに絞る。最後に便器の中に絞ればいいことに気づいたのだが、バスタオルの吸水力はかなり優秀だ。

■バスタオルで廊下までふき取り、原因を究明するが原因は未だ思い当たらず。真夜中の怪異現象であろうかとも真剣に考えてみた。貯水タンクの上の穴が詰まって水が入らず、横から流れ出ていたのかも知れない。もしくはパイプに穴が？何はともあれ、トイレの床はけっこうピカピカになってしまった。原因は不明なれど、サイドイフェクトぞ良し。後は階下のお宅に漏水が及ばぬことを祈る。

■猫は異常を知っていたのか、すぐそばまで来て高みの見物をしていた。猫特有の何もない空間を２匹揃って見上げている。そのあたりに何か通常感覚では捉えられない存在がいて、水浸し現象で何かを伝えようとしたのだろうかとも考えてしまう未明であった。朝刊が配達された音で我に帰る。何か思いがけぬ理由があるのかも知れぬが、とにかく瑞兆、吉兆と解釈して有難がり、寝るべし我れ。

on 2006.02.17 Friday