■この日は新白河から東京経由で名古屋まで、新幹線で一気に帰宅なのだが、
行きがけのでなく帰り間際の駄賃ということで、甲子温泉「大黒屋旅館」を再
訪する。前回の広い湯船にゆったりという印象があまりにもよかったので、今
回もワクワクしながら谷底の湯元近くの大浴場に、長い階段を降りて行った。
「秘境温泉神秘の湯」より
■混浴大浴場の戸を開けてビックリ、有名な大岩風呂はよもやまさかのオジサ
ンたちの詰め込み湯際牧場。GoToキャンペーンの真っただ中の日曜日のお昼過
ぎ。ソーシャルディスタンスよろしく１メートル未満の間隔で、浴槽の縁にび
ったり群れている。のんびりからは程遠いまま自らもその雑踏の一部になる。
■どこに目をやっても視界にオジサンが入るのでしかたなく目を瞑る。いっそ
ちょい先の新甲子温泉に立ち寄ればよかったか？いやおそらくそこも客で溢れ
ているのだろう。それでも鳥居の湯口から流れ出す44〜45℃の温泉と、岩盤の
足元から自噴湧出する31〜34℃の温泉が、自然に一体化して優しく身を包む。
また訪れよう。今度は泊まりがけで。
★所在地：〒969-5147福島県会津若松市大戸町芦牧字下夕平１０５０
TEL0242-92-2321 FAX0242-92-3730
・泉質／カルシウム・ナトリウム−硫酸塩・塩化物泉
・湯船／露天、男：1 女：1。内湯、男：1
女：1
人生丸ごと湯治日記（６４３） 20201115
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（643）甲子温泉「大黒屋旅館」再訪