(586)「さいたま清河寺温泉」

■埼玉県にある清河寺温泉に行ってきた。京浜東北線の終点大宮で高崎線に乗り換え
て1つ目の宮原駅。そこから3キロ余りのところにあるのだが、バスの便が1時間に
1本あるかないかだった。せっかちで待つのが苦手なので、ぱらつき始めた雨の中、
傘をさしながら歩く。歩きながら考えるのは結構好きで、気が付いたら着いていた。

■6方向の交差点のすぐ近くに清河寺温泉はあった。ついこの2月にオープンしたば
かりで、その前までは温泉マニアの中でも知る人ぞ知るドラム缶風呂だったらしい。
ここは竹林を眺めながら源泉掛け流しの露天風呂に入れるのが売りのようだ。湯量は
かなりあり、源泉温度は38.3度で体温よりわずかに高い程度なので、加熱と併用だ。

  
              
画像はHP借用より加工。

■内湯には檜の湯船に源泉を加温・循環している「檜湯」、110cmの深さでリラクゼー
ションバス、ジェットバス、座マッサージ、シェイプアップバス、スーパージェット
バスを詰め込んだ「アトラクションバス」、井水を温めて使用している「白湯」、サ
ウナと水風呂がある。外の露天風呂と合わせバラエティに富んだ湯船が楽しめる。

■外の露天風呂は全て源泉を使用している。地下約1500mから湧出する38.3度の源泉
をそのまま掛け流ししている「生源泉湯」、源泉を42度に加熱して掛け流す「あつ湯
」、あつ湯のこぼれ湯に新たに加熱した源泉を投入して掛け流す「岩風呂」がある。
他にもつぼ湯、寝湯、寝転びの湯もあり、これで700円とは実にリーズナブルである。

  
   
    この画像を撮った後、個の施設内では撮影が禁止されていると知り自粛する。

■成分総計4.109g/kgと濃い目のナトリウム-塩化物泉で、炭酸の泡が肌に付いてくる
のが分かる。陽イオンはナトリウムイオン1580mg、カルシウムイオン71.6mgのほかに
カリウムイオン及びマグネシウムイオンが少々、陰イオンは塩素イオンが2343mg、炭
酸水素イオンが546.6mg。湯は透明感のある薄い茶色で、味は苦味が残る薄めの塩味。

■よく温まりお肌がスベスベになる泉質が生かされ、爽快感たっぷり。食事どころ、
マッサージ、そして散髪もできる、ゆっくり滞在系の施設。余裕があれば半日でも居
たいくらいだった。

★所在地:埼玉県さいたま市西区清河寺4-4 TEL.048-625-7373 http://seiganji-onsen.com/

人生丸ごと湯治日記(586) 20060429 re.