■この日は自分の70歳を祝ってもらうという趣旨と名目で義母が主催した、温泉宿に一泊して一族大集合の宴会を大いに楽しもうという趣旨のイベントだった。近場でということで選んだ宿は長良川温泉「ホテルパーク」。今回ばかりは食事・雰囲気メインで、温泉は緩むためのオマケ扱いではあるが、それでもしっかり入湯してみた。
■エレベーターで6階に上がり脱衣所を抜けて浴場に入ると、温泉利用の小ぶりな湯船とL字型の大きな湯船がある。周囲がぐるりとガラス張りになっもているので、明るく開放的だ。またここも例に漏れず、かなり離れた田洞神仏温泉からの引湯であり、他の宿同様に湯量が豊富とは言えない。そこで浴室は様々な工夫を凝らしている。
■戸外にも一部屋根付きの露天風呂が1つ設置されている。ここからはゆったり湯に浸かりながら長良川や背後の金華山も良く見えるロケーションだが、使用しているのは温泉ではなく白湯である。内部の小さな浴槽のみが茶色のお湯のみが温泉をしようしている。湯温はぬるめの40度ほどの設定だが、6人で一杯のキャパサイズである。
■温泉は鉄泉に特有のかなり濃いオレンジ色に近い茶色で、酸化が随分進んだものだと分かる。湯船の底には鉄分が堆積しているので、湯船から出ると手やお尻が薄茶色になっていた。利用状況は加水・加温・塩素消毒ありの循環。白湯利用の他の大きい湯船や露天浴槽は、そういうものだと割り切って宿の雰囲気を愉しむことにした。
★所在地:岐阜県岐阜市湊町397-2
TEL.058-265-5211 http://www.hotelpark.jp/
人生丸ごと湯治日記(583) 20050226
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