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画像は「阿蘇ユネスコジオパーク」http://www.aso-geopark.jp/geosites/geosite25.html より借用。

■今日は野中ハウスの夫婦に車で、白水村にある白川水源に連れて行ってもらった。阿蘇は水の豊かなところだ。そのこんこんと湧き出ている透き通った水面。水量豊かに流れ出る川の中を見詰めていると、水はまさに生命を育む源であるという実感が、その清澄さと共に心に染み入るように伝わって来る。透明な水面の美しさと神秘性。

■夕方はじめクンが頼まれていた犬の散歩に付き合ってから、垂玉温泉に行くことになった。車で地獄温泉に行く途中に、谷間に露天が掛かるようにあったのを思い出したが、それが滝の湯だった。垂玉温泉旅館の露天風呂で、道を挟んで離れたところにあるのだが、６時を過ぎると入受付を止めてしまうのか、そこには既に誰もいない｡

　　
　　画像は「日本全国温泉ガイド」 http://onsenguide.org/ より借用。露天の形状は少し異なる。

■車を旅館の駐車場に止め、必携品になっているタオルなどの温泉セットを持って、みんなで静かに入った。こじんまりしているが石作りがしっかりしていて、入って左手が崖、右手に谷という感じのいい露天風呂だ。ちょっと熱めのお湯も寒い大気の中では心地よく、のぼせたら谷間を見下ろせるベンチに腰掛けて景色を見ながら涼む。

■打たせ湯がまた気持ちよい。深く切り込んだ渓流の音が意識に染み入ってくる。それにしても人間はなんとお湯と、そして水とよく馴染むのだろう。一日の４分の１、一生の４分の１は温泉に浸かっていても生きていけると思っている私は、やはり少し異常なのかもしれないが。日本人は温泉好きは次元両生類的なもののように思える。

★所在地：熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽2331 TEL.0967-67-0006 http://www.tarutama.jp/

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(※)垂玉温泉「山口旅館」も熊本阿蘇大地震により完全に機能しなくなり、大勢のボランティアなどによる片づけなどを進めているが、現在のところ復興の意志はあるがめどは立っていない。地獄温泉と共に強く復活を望みたい。

人生丸ごと湯治日記（５７３）　19950122 re.