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(※)画像は「一人旅の旅行記」http://www.hitoritabi-ryokouki.com/ より借用。

■既に日の暮れた指宿の街を歩いてホテルに戻ると、豪勢な食事が待っていた。部屋は海に面していて心置きなく寛げる広い10畳みの和室だった。食事を済ませて一休みしたら、今度はホテルの温泉に浸かろう。今回のツアーパックは35人が参加しているが、男性はわずか４人。他の客もいるが、男風呂はがらがらでほぼマイ温泉だった。

　　

■このホテルの客室はみなオーシャンビューらしいし、食事も食事どころで取るとはいえ、強度色も出ているし質・量とも申しぶんない。従業員の応対も心がこもっていて快い。すぐ目の前に美しい海が広がっているのだから、もっと温泉に浸かりながら錦江湾や大隅半島を一望したいというような気にさせてくれてもよさそうなのだが。

　　

　　
　　　　　　　　　　（※）この２点の浴槽画像はホテルのＨＰより。

■砂蒸し湯のインパクトがちょっと強烈だったから、この宿にも指宿の湯が掛け流しで使われていると知っても、今ひとつお湯目的で浴槽に改めて入る人は多くないのだろうか。ちなみにここの大浴場は５階にあり、大きなジャグジーもあるのだが、印象が薄い。１階には砂蒸し温泉場もあるのだが、改めてはしご湯というものでもない。

　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　湯上りの乱れ髪のまま夕食を食らうの図。

■泉質はナトリウム塩化物泉で、お湯も決して悪くはない。なぜジャグジーなのか分からないけれど、それより屋上にでも露天風呂を作って、海や空を見ながら湯に浸かるというのも良さそうだが。まあ設備投資が大変か。利益の上がらない団体ツアーに参加しておいて、そんな物言いも勝手すぎるけれど、この勿体ない感は何かなあ。

★所在地：鹿児島県県指宿市十二町3750 TEL.0993-22-2221 http://www.kaijyohotel.co.jp/

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(※)現在も働いている人たちに失礼がないように、一言断っておかねばなりませんが、この感慨は十数年前のものであり、現在も「指宿海上ホテル」はしっかり稼働しているので、私の独りよがり的な思い込みなのかも知れません。

人生丸ごと湯治日記（５３９）　20020930 re.