（529）原鶴温泉「ホテルパーレンス小野屋」

■この日は午前中から江上先生の車でかつて天領（徳川幕府直営地）だった日田市に向かった。特に豆田町は小京都といわれるくらい古く美しい町並みが残っていて、歩くだけで不思議なノスタルジイを感じるような場所だった。お昼は店内に高価そうな骨董がいっぱい詰まっている、古風な建物の「島屋」という食事どころで取った。

　　

■食後にこの豆田町の町並みの中を歩いてみたのだが、全体が時間の流れ方が異なるかのようにゆったりしていた。日田温泉の亀山亭ホテルに入ろうとして車を乗りつけたのだが、あいにく温泉施設がメンテナンス時期で入れなかった。結局今日も原鶴温泉に立ち寄り、明治14年創業の老舗「ホテルパーレンス小野屋」に入ることにした。

　　　　　　　

■ここには去年も先生と訪れていたが、平日午後の露天風呂はいつもほぼ客がいないので穴場なのだと江上先生は言う。確かにこの日もほぼ私たちの独占状態だった。陽光が射す庭園の中にある露天風呂の中で、ゆったりとここの２種類の泉質の源泉、いわゆるダブル美肌の湯を味わえた。あー今回も阿蘇の裏民宿には行けなかったなあ。

　　

★所在地：福岡県朝倉市杷木久喜宮1841-1 TEL 0946-62-1120 http://www.parens.jp/

人生丸ごと湯治日記（５２９）　20011218 re.