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■今回のイベントを企画して私たちを帯広に呼んでくれた滝川さんが、別邸であると
ても立派な一戸建てのアトリエだった。この建物のすぐ近くに「池田清見温泉」とい
う入浴施設があるというので、早速訪れてみた。裏手にはワインのまち「いけだ」に
ある清見ヶ丘公園があり、そこに隣接している温泉施設で、徒歩で１分もなかった。

　　

■値段は良心的な370円。泉質はナトリウム塩化物強塩泉で塩分が濃いが、湯上りに
特にべたつくこともなくよく温まる。浴室の湯船は高温の大浴槽と低温の泡風呂・水
風呂の３つ。この他にサウナだけとシンプルな造りになっている。熱めの湯は微白濁
した緑色、ぬるめの方は微白濁した赤茶色と、温度が違うだけで色が変わっている。

■総じてお湯の色は薄黄褐色で、不透明度大。薬湯のような臭いがかすかにある。舐
めたるしえる兄ぃによれば、味は塩っぱいとのこと。ここの湯は飲用も可だ。この時
は夕刻でもあり、家族連れも多く地元の銭湯のような感じだった。しかしそれでもさ
すがは北海道、車で来湯する客が多く、徒歩でくるのは私たちくらいかも知れない。

　　

■源泉池田清見温泉１号井で、pHは7.9、成分総計は1780mg/kg。湧出時の湯温は35.0
℃、加水なし。湯口の湯は温度が低く，浴槽の底から出ている湯は温かいので、源泉
を注ぎつつ加熱循環ろ過しているらしい。湯量は豊かなようだ。シャンプーなどは持
ちこみ禁止でカウンターで買ったものを用いるというシステムはよく分からない。

(※)池田清見温泉は近年、泉質が強食塩泉になったり、モール泉になったり、ヨード泉になったりと頻繁に変化していることで有名らしい。ヨウ素イオンが５倍になったとか。現在の入浴料金は420円。

★所在地：帯広市中川郡池田町字大通り４丁目４番地　015-572-3932

人生丸ごと湯治日記（５０１）　20010905 re.