(398)足温泉「足温泉館」

■1■郷緑温泉を後にして、県道55号線と 国道313号線の交差するところにあ
るセブンイレブンで今夜の食事の品とビールをゲットし、313号線を南下開始す
る。と言っても足温泉は湯原温泉から南へ約10qの旭川沿いにある小さな温泉
地なのでそうかからない。湯質が良く湯量豊富だから今でも残っているのだ。



■2■足温泉は共同浴場を中心に、内湯を持たない旅館4軒がひっそりと寄り
添って、昔ながらの湯治場の雰囲気を残している。この珍しい温泉の名前は、
元亀年間(1570年〜1572年)当時の城主が、戦いで傷ついた武士達の刀傷を治療
するために、温泉を樽(足)詰めにして送ったという故事に因んでいるという。



■3■ところでこの地の中心である共同浴場が、温泉平成11年に市営の新しい
共同浴場建て直されていた。外観もあか抜けているが、正面の横幅のイメージ
とは異なり、奥行きがある縦長の構造をしている大きい施設だ。家族風呂が5
つもあって何でと思ったけれど、内湯を持たない4軒の宿対応かも知れない。



■4■一見するとよくある街中の温泉施設に過ぎないようだが、良質な湯が惜
しみなく掛け流されていて、浴室は内風呂も露天も全て私一人で存分に貸し切
り状態であることだけでも大違いだ。内湯は赤石を使った中規模の機能的な設
計であり、露天風呂は石を積み上げた小ぶりなもので、3人入ると一杯かな。



■5■温泉はこのあたりの特徴である、透明でさらさらした肌触りのアルカリ
性単純泉だ。縦長10畳ほどの畳の休憩所があり、再入浴可能なので近所であれ
ば通い湯治もできそうな感じだ。この時は他に男女が1人ずつ横になっていた
だけなので、ここでもは余裕の体伸ばし。ゆっくりした後は真賀温泉に出発。

   ★所在地:真庭市都喜足346−1 TEL.0867-62-2966
   ・泉質/ アルカリ性単純泉 
   ・泉温/37度
   ・pH/9.2
   ・外来入浴時間/午前7時〜午後10時 無休 広間、駐車場(10台)あり。
   ・入浴料金/600円
    交通機関 米子自動車道湯原ICから国道313号線で約3q
    JR姫新線中国勝山駅からバスで20分

     

人生丸ごと湯治日記(398) 2017.10.17 Tuesday