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■１■昨日から参加した akiさんの車に５人乗って、飛騨金山の巨石遺跡群を
見たりしながら、何となく夕刻までに名古屋方面に戻るという予定だったが、
名古屋で映画『メッセージ』を観て、名古屋名物のあかんけスパをチャオとい
うお店で食べるという烈＆ともみんが下呂からＪＲ特急で帰ることになった。

■２■小川屋駐車場で烈＆ともみんと下呂で分かれた後、aki ＆ツッチーと南
下して名古屋を抜け、三重県の湯の山温泉に向かおうとしたけれど、別にここ
からは北上してもいいんじゃないという意見が出た。確かにその通りなので、
ここまで来たら奥飛騨温泉郷まで足を延ばしてみることにした。一寸先は光。

■３■飛騨高山でお昼を取ることになったのだが、下呂で目を付けていながら
食べ損ねていた岐阜県の郷土料理「鶏ちゃん焼き」のお店を検索して探すが、
ほとんど見当たらない。それより飛騨牛の店が多いので、そちらに切り替えた
。ツッチー検索により山武商店というお店に飛び込んだ。２階に案内される。

■４■「ようこそ変なお肉屋さんへ」と店長らしき人が挨拶にきた。「うちは
お店で売っている値段で焼き肉を提供しちゃっているからね」と言いながら、
商品の飛騨牛のブロックやサービスで付いてくる野菜を示した。霜降りの一番
良い部位を食することにした。柔らかくて実に美味しかった。ここは当りだ。

■５■高山から奥飛騨温泉郷の入り口の平湯温泉バスターミナルに着くと、閑
散期の平日だからか、かなり空いている感じがした。平湯観光兼宿泊案内所に
飛び込んで、直接のつながりはないようだが、水明館繋がりということで、１
泊２食つきで水明館佳留萱山荘に宿を取った。なお佳留萱はかるかやと読む。

■６■ここは日本秘湯を守る会の宿で、何度か立ち寄り入浴でお世話になった
が、泊るのは初めてだ。とても大きな露天風呂が３つ、女性専用の露天もあり
、その他に宿泊者用の貸し切り風呂が３つ、さらに内風呂もある。これだけ大
きいと湯の入れ替えも大変時間がかかる。今日は手前の浴槽が加湯中だった。

■７■明るいうちに車だとすぐ近くにある「新穂高の湯」に行ってみた。ここ
は清掃費のカンパで入れる大きな露天なのだけれど、近年では湯温が下がって
ぬるく、陶器などは入れなくなってい目と聞いていたが、この日は清掃直後な
のか湯が満タンになっておらず、湯の投入口近く以外だとかなりぬるかった。

■８■佳留萱山荘は決して大きな宿ではない。夕食は品数が多くて、ツッチー
と Akiさんは早々に完食を放棄してしたけれど、私は完食を目指して腹がはち
切れそうになり、部屋に戻って数時間爆睡しながら消化した。外国の女性たち
がこの閑散期に研修のために接客していた。一生懸命なのが微笑ましかった。

■９■さてここの３つある宿泊者専用の貸切露天風呂だが、１つは樽風呂が２
つある遊び心のある風呂であり、１つは川に面したゆったり目の露天岩風呂で
、大きな露天とはまた別にこれも良かった。大自然と渓流を眺めつつゆっくり
心置きなく湯に浸かれる。ここ１つだけでも普通の温泉宿では通用しそうだ。

■10■中に日本秘湯を守る会の大きな提灯がぶら下がっている洞窟のある露天
や、人の顔のようにも見える巨岩もあれば、遠く飛騨山脈（北アルプス）も眺
められ、近くには蒲田川の急流があり、大自然の中の温泉として、近くを通っ
た時はこの佳留萱山荘の露天は外せない。宿泊者は24時間いつでも入浴可だ。

　　　★所在地：岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂555,506-1421 　karukaya@hidatakayama.ne.jp

人生丸ごと湯治日記（３４７）　2017.06.06 Tuesday