（288）湯涌温泉「総湯・白鷺の湯」

■１■今朝は愚妻が七尾高校で１年生を相手に出張特別授業を２コマするので、私は一緒に宿を出た後、早々に七尾駅から特急に乗って金沢に移動する。それにしても七尾駅が、もうしっかり馴染んでしまった感がする。金沢に到着すると、北陸新幹線開通やら、駅前でロケ撮影らしきものがあったりで、結構大混雑。

　　

■２■それにしても観光客も地元の人たちも、ここ金沢駅近辺の人々も、みな服装はこぎれいで、顔つきもどこか幸せがにじみ出ているようで、昔の人が見たらこれが天国のワンシーンなのだろうかと思うような世界だった。さて金沢駅から１時間に１本の路線バスに乗って、これまた千年温泉の１つ湯涌温泉に向かう。

　　

■３■金沢の奥座敷とは聞いていたものの、想像以上の山中に分け入り、雪が残る心地よい田舎の風景と言葉のサラウンドシステムになっていた。北陸鉄道湯涌温泉行きバスで50分、終点で下車して徒歩で200メートル程歩くと、湯涌温泉総湯「白鷺の湯」がある。北陸は各温泉に総湯がある。素晴らしいシステムだ。

　　

　　

■４■銭湯の値段で豊富な湯量に浸かれる共同浴場である。湯温は少しだけ熱めだ。広いガラス窓が心地よい。他の客もいるので撮影は自粛して、休憩室で伸びたところを自撮りしてみる。湯涌温泉１号源泉、ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉で、泉温は40.8度Ｃ、pH7.8。鄙びた温泉地の雰囲気も心地よい。

　　

★所在地：石川県金沢市湯涌町イ137-２　http://yuwaku.gr.jp/?page_id=81

人生丸ごと湯治日記（２８８）　2015.03.18 Wednesday