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■こびっとはうすに投宿して、朝目が覚めると外は銀世界…というより、吹雪。強力な薪ストーブのおかげで暖かい部屋で過ごす。午前11:40前後に猪苗代に到着した晴に?にょ、烈っつぁん、和歌山の順ちゃんの３人が、タクシーに相乗りしてこびっとはうすに到着する。絵づらは７人で和やかにお茶中。

　　　　　

■猪苗代より300メートル標高が上の裏磐梯にのぼってくる途中で雪がどんどん深まり、３人はテンションが上がっていったとのことだ。ましましさんと雪見露天に入ろうという約束をしていたのだが、まさに今日がこの大雪である。この家の愛猫くるみとわさびも、外に出たそうな顔をしつつ家の中にいる。

　　

■こびっとはうす見学の後、いよいよ吹雪の中を押して裏磐梯ロイヤルホテルに向かう。到着は午後２時。まだチェックイン時間ではないのに、こんな雪の中来ていただいてありがとうございましたと言われ、すぐにチェックイン。しかもましましマジックでプラス1000円でスイートルームに変更とあいなった。

　　

■10畳の部屋に５人と、広いスイートルームに＋1000円とでどっちがいいかは言わずもがなである。ましましさんが言い出した今回の「雪見露天風呂にしよう計画」も、夕べの寒波でぴったり間に合って実現化したし、ましましさんの実現化能力ももはや底知れず。２月に敢行した雪見露天風呂の再現である。

　　

■雪は降りやまず、積もる一方。そして露天風呂。そうそう、ここで菅笠被って雪の中で湯につかっていた記憶がよみがえる。そういえば今回のスイートルームも２月と同じ425号室だった。雪が風景を白黒に変えていく。烈っつぁんが最近仕入れた公案は「雪よりも黒いものはあるか？」だった。

　　　　　

■このホテルの自家源泉である裏磐梯五色温泉は、泉温48怒Ｃのナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉だが、湧出量不明。なお露天岩風呂の造りは磐梯山噴火時の大岩を組んで造ったものだという。広い内風呂からも雪景色が見える。今年の温泉はここで始まり、そして今ここで閉じるというノリだ。

　　　　　

■いや贅沢なのは、今年１年いいことをして頑張ったからに違いないとましましさん。そうこう言っているうちに、すでに隣りでは酒盛りが始まっている。まだ４時ちょい過ぎ。温泉はこれからだ。それにしても大雪だけど、帰れるんだろうなあ。中森夫妻も遊びに来てくれて、雪は降り積む、宴は続く。

★裏磐梯ロイヤルホテル
所在地：福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ケ峯1093-309 http://www.daiwaresort.jp/urabandai/

人生丸ごと湯治日記（２７６）　2014.12.02 Tuesday