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■この時期に青春18切符が２回分まだ未使用なので、どこぞの温泉に１泊デモして寛ごうかとも思ったのだけれど、結局兵庫県、特に神戸や西宮界隈にある普通の温泉がふんだんに使われている銭湯をいくつかまとめて攻略することにした。先ずはＪＲ六甲道で下車して、「六甲おとめ塚温泉」に徒歩で向かう。

■「ゆ」の赤い文字を発見するのはそう難しくはなかった。入り口に成分分析表がでかく出ている。もう泉質に関しては自信を持っているのがよくわかる。420円のチ...ケットを買って受付に。ここは益荒男の湯と神楽の湯が、男女日毎の入れ替わりらしい。今日は前者が男風呂。浴室は脱衣所から階段を上る。

　　　

■先ず中２階にはジェットバブルがあるが、それをスルーしてさらに上に登ると、深い部分と浅い部分がある炭酸泉っぽい浴槽がある。それもスルーして都外に出ると、もう見るからに掛け流しの露天風呂があった。緑褐色の湯の色が炭酸泉の濃さを物語っている。込み具合から自然と湯口近くに身を浸す。

■おお、なんということか、湯船のヘリから贅沢にかけ流されている湯量に感心していると、股間が見る見る間に浦島太郎状態に。…いやいや、炭酸の気泡が体中の体毛にどんどん付いて、泡付き体毛蟹に変身だ。手で払うとつるりとして心地よいとこの上なし。近所の人たちの贅沢さを羨むばかりである。

　　　

■しかしまだこの季節だから、湯の中にいるときは好いけれど、上がると体がほてって汗が止まらなくになるので、最後にもう１度露天に浸かるのを断念して、早々に次の目的地に移動することにした。それにしてもこの湯量豊富な「加温無し、加水無し、消毒無し」が当たり前の炭酸水素塩泉、素晴らしすぎ。

　　　

（※）２枚目と３枚目の画像は、浴室内にカメラ和持ち込めないので、ネット上から借用しました。きれいな緑色のお湯です。

人生丸ごと湯治日記（２６０）　2014.09.032 Wednesday