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座敷わらし出現現場。なお画像中央は当家の愛息のおうちゃんである。誤解なきよう

■朝、恵那の舩橋一華宅の広い部屋で目覚める。今朝の３時過ぎまで飲みながら話をしていたので、９時少し前まで少しだけ遅寝。起きるといきなりましまし氏が誰が寝てすぐに誰かトイレに立ったか確認してきた。結論から言えば、座敷わらしが出現したらしいのである。

■部屋の奥にある半ば隠し戸方面から出現して、私の寝ている床の横を通り、ましまし氏のふとんを技と踏みながらぐるりと回り、横の襖を開けてトイレ方面に抜けて行ったという。ましまし氏は歩幅の小さいその何かがぐるりと回り、トイレ方面に行く後姿をシルエットで見ていたとのことだ。

　　　

■そのまま戻ってくるのを確認しようと待っていたけれど、戻って来ないので寝てしまったそうだ。朝、私がトイレに立った時、確かに襖はなぜか半開きになっていた。もちろん私以前に誰もそこを通っていない。確かに最初ねる前は襖がしまっていたと思う。しかし半開き襖を抜けてトイレ2言った時、別に怖くはなかった。

■もう一人エジプト帰りの和歌山の順ちゃんが広い部屋の逆端に寝ていたのだけれど、やはりその気配を感じていたと言う。私は鈍感だから、横を通って行ったらしいのだが全く認識せず。ここは後日、妖怪研究家にぜひ来てもらい、再確認をねがいたいものだ。

　　　

■ここは笠置山の山頂近くにある、ハングライダーが飛び立つステージで後ろはどえらい急斜面。そこで華ちゃんが「１，２の３でジャンプして」と言ってカメラを向けたので、みんなしてジャンプ。私は黒ペラの春コートが膨れ上がって、絵づら的には結構飛んでいる感じっぽい。

　　　

■この日は半日、華ちゃん一家＆亀ちゃんと共に、傘置山の巨石群を車と歩きで巡るツアー。お昼は華ちゃんが予約注文しておいたくれた地元産素材の安心お弁当を頂いた。子の山の名は京都の傘置山に良く似ていたから命名されたらしい。春の山歩きの後、今晩のお宿のある下呂温泉にましまし氏、順ちゃんと電車で移動する。

　　　

■久しぶりの下呂はかつてのイメージより広かった。途中の沿線は山も川岸も里も町も桜だらけで、自然の生命の息吹が感じられた。初日の宿は駅からすぐの巨大な水明館。ましまし氏は去年も個展の後にここに連泊し、そしてその後東京に戻せる途中、名古屋に立ちよってくれたのだった。朝食付き7000円。実にリーズナブル。

■夕食を外で済ませてからチェックイン。下呂温泉水明館の大浴場。下呂の温泉はほとんど一括集中管理だと記憶しているが、お仕着せがましい強烈さはないがさらりと濃くて素晴らしいなり。湯量も豊富。水明館は３箇所も大きな浴室があるので、楽しいことこの上なし。入浴後は部屋で飲みながら四方山話の爆裂である。

人生丸ごと湯治日記（２３０） 20130409 Tuesday