■Dreamspellの波動魔法期について


　まず最初にこの文章は「ドリームスペル」における２０の紋章と１３の音程（※１）およびそれを元にした個々人のもう一つの名前である「銀河の署名」というものの概念及び意味をある程度知っているものとして、話を進めていくものである。

　(※１）何度も主張しているが、私はこのホゼ・アグエイアスがマヤ語から訳出した英語ＴＯＮＥを、日本語の現在のオフィシャル訳である「音」ではなく、最初に私訳した「音程」のまま表記するので、もしそれに違和感がある方は面倒でも、自由意志において再度置き換えて読んでいただきたい。
＜１＞銀河の署名から自分の波動魔法期を出してみよう
　ドリームスペルにおいて各個人が必ず持っている「銀河の署名」には、必ず「紋章」と「音程」がある。その音程と紋章の組み合わせを保持したまま逆戻りしていき、音程の１（つまり磁気の音程）に相当する紋章が、その人の波動魔法期である。

　例えば私はＫＩＮ１４０：黄色い惑星の太陽という銀河の署名だが、この紋章「黄色い太陽」は２０番目の紋章であり、「惑星の」は１０番目の音程だ。この音程１０を含む前後ひとつながりの音程（１〜１３）をひとつながりの波動魔法期と言う。そしてこの音程１に対応する紋章は下図表を見れば分かるように「青い猿」である。そして私及び私も含めたこの前後１３のひとつながりのＫＩＮが、「青い猿の波動魔法期」に属しているのである。

ＫＩＮ１３１〜１４３：青い猿の波動魔法期

　
１　　２　　３　　４　　５　　６　　７　　８　　９　１０　１１　１２　１３
猿　　人　　空　　魔　　鷲　　戦　　地　　鏡　　嵐　　太　　龍　　風　　夜
青　　黄　　赤　　白　　青　　黄　　赤　　白　　青　　黄　　赤　　白　　青

　この連続する１３ＫＩＮからなる「波動魔法期」は、２６０キンからなるマヤの神聖暦ツォルキンＴＺＯＬＫＩＮの中に全部で２０種（つまり紋章の数だけ）ある。紋章の順番は以下の通りだが、その右に波動魔法期を記しておいた。波動魔法期の順番は１３の音程と２０の紋章のずれからくるものだが、紋章の順番と同様に「赤−白−青−黄」の順番になっていることに注意のこと。また５つ飛びの紋章と波動魔法期の名前（つまり０１，０６，１１，１６番目）が同じであることや、それもまた「赤−白−青−黄」の順番であることにも着目のこと。

　　＜２０の紋章＞

■０１：赤い龍の紋章
□０２：白い風の紋章
■０３：青い夜の紋章
■０４：黄色い種の紋章
■０５：赤い蛇の紋章
□０６：白い世界の橋渡しの紋章
■０７：青い手の紋章
■０８：黄色い星の紋章
■０９：赤い月の紋章
□１０：白い犬の紋章
■１１：青い猿の紋章
■１２：黄色い人の紋章
■１３：赤い空歩く人の紋章
□１４：白い魔法使いの紋章
■１５：青い鷲の紋章
■１６：黄色い戦士の紋章
■１７：赤い地球の紋章
□１８：白い鏡の紋章
■１９：青い嵐の紋章
■２０：黄色い太陽の紋章		 　　＜２０の波動魔法期＞

■０１：赤い龍の波動魔法期
□０２：白い魔法使いの波動魔法期
■０３：青い手の波動魔法期
■０４：黄色太陽の波動魔法期
■０５：赤い空歩く人の波動魔法期
□０６：白い世界の橋渡しの波動魔法期
■０７：青い嵐の波動魔法期
■０８：黄色い人の波動魔法期
■０９：赤い蛇の波動魔法期
□１０：白い鏡の波動魔法期
■１１：青い猿の波動魔法期
■１２：黄色い種の波動魔法期
■１３：赤い地球の波動魔法期
□１４：白い犬の波動魔法期
■１５：青い夜の波動魔法期
■１６：黄色い戦士の波動魔法期
■１７：赤い月の波動魔法期
□１８：白い風の波動魔法期
■１９：青い鷲の波動魔法期
■２０：黄色い星の波動魔法期
＜２＞波動魔法期と個人の紋章の関係の喩え

ＫＩＮ１３１〜１４３：青い猿の波動魔法期

　一つの波動魔法期とその中の一つの紋章との関係を、先頭車両に駆動力がある１３両連結の列車に喩えて考えてみよう。どの１３両連結の波動魔法期列車も、それぞれの先頭車両の駆動力の特性を帯びることになる。つまり特急のダイアに組み込まれている先頭車両が駆動する車両は全て特急のスピードで走行し、各駅停車の特性を帯びている先頭車両に連結している車両はそのスピードで移動することになる。

　つまり１〜１３までのひとつながりのＫＩＮは、先頭車両すなわち磁気（音程１）の音程を冠した波動魔法期の特性を帯びるということである。（これはもちろん喩えであって、速いから優れているとか鈍行列車が劣っているという意味ではない。）

　私の場合は前述したとおり、ＫＩＮ１４０：黄色い惑星（音程１０）の太陽だから、青い猿の波動魔法期列車の１０両目に連結しており、青い猿の特性を帯びているということになる。また青いという色に関して言えば、最初の車両がＫＩＮ１３１「青い磁気の猿」であることはもちろんだが、最後の車両がＫＩＮ１４３「青い宇宙の夜」であり、前後から青い色で挟み込まれていることが見て取れるだろう。つまりこの波動魔法期は青い色のＫＩＮが４つ、そのほかの色がそれぞれ３つずつあることからも、猿の紋章だけでなく、青い色の特性を帯びていることが分かるだろう。

　同様にしてまずは、それぞれ自分の銀河の署名を中心にした、１３つながりの自分の波動魔法期を出してみてほしい。それは何色で、何番目の波動魔法期で、何という名前の波動魔法期で、自分はその何両目にいるだろう？そして２０の紋章のうち、どの紋章が含まれており、どの紋章が含まれていないか確認してみよう。
＜３＞波動魔法期と個人の紋章の色で見た関係


　それでは波動魔法期と個人の関係を、この論理階型の異なる紋章の間の色で見てみることにしよう。例によってサンプルは私自身の「ＫＩＮ１４０：黄色い惑星（音程１０）の太陽」とする。個人側から見れば、紋章というものが自分自身の顕現している特性であるとするならば、波動魔法期というものは自分の内側に潜在するもう一つの大きな自己特性として捉えることもできるだろう。

　通常の私たちは本来の紋章のキャラクターで生活しているけれど、ある時突然自分でもびっくりするほど怒ってみたり、意識が冴えてみたり、また大胆になったりすることがある。そしてまたいつしか通常の自分の意識モードに戻って、いったいなぜあのような行動を取ったのだろうと訝しがったりもする。一概には言えないが、それもまた自分の隠された特性だとすると、前者を顕在意識的自己特性であるとするならば、後者は自分の潜在意識の内の一つの大きな特性であると解することもできる。

　さて「青い」猿の波動魔法期と「黄色い」太陽の関係だから、まず色だけで見れば「青と黄色」の関係、すなわち「類似」の関係である。共ににあれば癒され、元気づけられ、よく和み、相互に理解しあって助け合う関係だ。もちろんこのようにシンプルではないが、個人特性の中でのこの２つの異なるレベルの間が「類似」の関係であるということは、自分の意識層と通常は未見の無意識層（の重要な一部）とがさほど対立や矛盾せず、かなり楽で思い通りになり易い関係なのではないだろうか。

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　これが例えば「反対」の関係だったら、世の中と自分の関係が思い通りにスラスラと運ばなかったり、常に対立関係の中から世界や他者を見るのが常態になっていたりするのではないだろうか。また「神秘」の関係だったら、世界のありようそのものを神秘的で理解不能なものとして対峙したり、自分の意志で世界を変えていこうとするのではなく、世界や神のあるがままを信頼することで満足したりするのかも知れない。

　また自分自身の紋章の色と波動魔法期の色とが同じというケースもある。その場合は逆に内面と外面が共にその同色の傾向性を帯びているわけで、自分の意識層と無意識層との間に理解できないギャップがさほどなく、自然に物事に対処できるものと思われる。もちろん観念から入って、この関係はかくあるべきであるという思い込みや決め付けは無様であるから、各自のさまざまな関係性のエコーが積み重なってチェックされることを待ちたい。