 そういえば今日の参加者の中で熱心に話に加わってくれた女性の銀河の署名は、私と全く同じKIN140:黄色い惑星の太陽だった。昨日は甲田氏と全く同じキンの人が話を真剣に聞いてくれたし、共に１０人ほどの参加者のなかでのこのようなことは、単純な確率的に言えばとても珍しいことだ。犬も歩けば棒に当たる、人も動けばシンクロ起こる…という感じだろうか。
帰りはまたもや岡崎から東名高速を飛ばして参加してくれた外川さんの車に乗せてもらい、昼下がりに袋井のデンマーク牧場を後にすることになる。ここの美味しいソフトクリームや絞りたての牛乳を味わい、羊達がのんびり草を食む姿を改めてみながら、この地が牧場だったことを再認識する。
それにしてもごみを残さずに拾って持ち帰りましょうと強制的にでなく語りかけるノリや、山道などを歩いていて、出会うと穏やかに「こんにちわ」と自然に挨拶しあう雰囲気は、前世紀の７０年代、８０年代のフラワームーブメントとはまた少しニュアンスの違った未来観を予見させる肯定的なものを、私の心の中に生み出させてくれた。
最初は異質な空間に来てしまったのではないかと感じてしまった私だが、それは未知に対する自分の内なる緊張と自己防衛的姿勢の表れだったと改めて思う。冨田さんはまだあと１日店を守り、明日撤収する予定とのことだが、このような空間を体感し共有する機会を与えてくれた彼に心から感謝しつつ、袋井の会場を後にした。毎日最高気温を更新している真夏の１日。入道雲が成層圏遥かまで伸び上がり、青い空を背景に銀白色に輝いている。さて、明日私はいったいどこの時空にいるのだろう。未来へ…。
<画像キャプション> 上右図：野外ステージ遠景。ここでの暑さは細胞が長いこと記憶するだろう。
テラバイト日記（１００）20020805-2
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