 ３月２２日（金）５日目
今日は師匠の様子が変だ。すっかり良くなったのりちゃんとは対照的に具合が思わしくないご様子。流石の私も「ささっ、この白虎杖を使いなさい」と杖を差し出したい気分だ…がどこにもそんな物はなかったのだった。心配。だがそこは数々の師範免状をお持ちの師匠。仕事に手抜きなし！であった。
３月２３日（土）６日目 受難
テラバイトの中でも一番辛い一日になろうとは御釈迦様でも栄西様でもご存知なかったろうな。今日はミーのお家のお掃除を言いつかる。そして師匠はお休み。しょぼ。すると朝から代わりに北島さんと言う人が登場！名づけてサブ。サブは私にとって天敵だった。超ヘビースモーカーなんだもん。喉がエヘン虫にやられた様になるやんか、もー！！こういう人は女の人にもてないのよぉーなどと大きな御世話の独り言を心の中でつぶやいてみる。
…それにしても、ミーの部屋は物に溢れていた。何でも探偵団に今すぐ電話を！！と思うのりちゃんでありました。（超昔のサイダーに付いたグラスとかあるの、ひょっこりひょうたん島の模様とか）やはり戦争を体験した世代の方は物を捨てるのが苦手なのかな？人はいずれ死ぬ。なるべく身軽に生きたいものだ。
３月２４日（日）最終日
早いものでいよいよ今日でテラバイトが終わる。心の中でしんみりしたものが芽生えたのをのりちゃんはキャッチしたのだった。思えばミーなどと失礼でぴったりなあだ名の奥様とも、ご飯を作って下さった広瀬さんとも、５時にしか来ない御坊さんとも猫のミミとも、そして師匠とも今日でお別れ。わーん。
 達成感と喪失感。この二人はいつも仲良し。今日は私の心の中でぷっくりと居座っている。今はまだ解らないだろうけど、この一週間は私の思い出の中で大切な位置に置かれるんだろうな…などと柄にもなくおセンチになってしまった。
最後に浅草テラバイトという名誉ある仕事の白羽の矢をぐっさりと刺して下さった師匠こと小野さんに感謝の言葉を送ります。皆さんもぜひ体験されてみて下さい。とっても楽しいですよ。読んで下さってありがとう。感想もよかったら聞かせて下さい。のりちゃんでした。
テラバイト日記（７５）20020322-24
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