■意識波頭を見つつ問い続けよ 20030418-3

今という定めがたい時の意識の波頭が大海の上を滑り行く。世界を見聞き感じる時
に、実のところ自分は何をしているのかと問い続けよ。意識はどちらを向いている
か、心は動いているのか、想いはどの方向に伸びようとしているのか考えてみよ。

　　　■意識界面の意味帯与者として 20030418-4

意識の界面には意味はない。私がそれに意味を帯与するのだ。真摯であれ。純粋で
あれ。自己組織化させゆく意味を用いて私自身の理解限界帯域を拡張していこう。
９９％の信頼と１％の疑義携えつつ、仮想人格として未知なる意志に接してみよ。

　　　■数も言葉も生命活動の属性なり 20030418-5

数とは何か、言葉とは何か。命なきものはそれを問わず。数の認識・言葉の交換は
ただ生命あるものの成せるわざだ。数も言葉も生命の属性である。時により変わり
行く生命の触手は常に、自身の機械的知のループを超えゆくべく自らを開き行く。

　　　■意識は車窓の内と外を滑る 20030419-1

京都に向かう車窓から見た線路際に群れ咲く菜の花。柔らかな新緑の中でタンポポ
の絨毯と混ざり合いどこまでも伸びている。鮮やかな黄色い光の道しるべ。問う者
と答える者よ、私はいつもどこに向けて移動しているのか。外でなはく心の内を。

　　　■信じ切って忘却する勇気 20030419-2

遠くにいる肉親、滅多に会えない友人知人。今ここにいない大切な者たちを静かに
力強く寿ぐことは良いことだ。そして心配ではなく信頼を持って今は忘れ去ること
は良いことだ。目の前にいる者を大切にしよう。そして常に今ここの自分自身を。