■守護天使のカメラワーク 20030327-4

映画やドラマの中で展開するストーリーを見ていると、そのカメラの視座がいつも
気に掛かる。その視点はもちろん画像の中の個人のものではなく、神や守護霊や超
越存在のものと言えるだろう。カメラ越しにそのカメラを越えて世界話を見通せ。

　　　■躓き転ぶまで愚者は進む 20030327-5

どんな美辞麗句も戦争を正当化することはできない。語れば語るほど虚偽と愚かさ
が増大し、それを語らざるをえない者たちのひとりよがりをさらけ出す。愚かな者
が自らの愚かさを知らぬ時、その周りには愚か者と嘘つきが集まる。空ろな響き。

　　　■人を殺す者は全て愚鈍だ 20030327-6

戦争反対を表明するノーベル賞受賞者が逮捕され、一般市民が誤爆により多数死亡
し、命令に沿い双方の兵士が戦って死んでいく。私はこの人たちに同情する。日本
の代表が戦争に追従する恥辱の姿と愛国心という愚鈍なる言葉の響きを嫌悪する。

　　　■己の内なる千日一日の放棄 20030410

昔書いた自分の文章を読むたびに、ほとんど進歩していない自分の今を思い知る。
１０年前も２０年前も同じことを言い、同じようなことで悩み立ち止まっている。
忘れ去ったことを忘れ去って人間型ゲシュタルト味わうのはもういい加減止そう。

　　　■自己欺瞞すら見えぬ愚者の国 20030410-1

イラク陥落後の市民の略奪すら米軍主導のヤラセだとアルジャイーラの報道が伝え
ている。表に現れぬままの空爆や攻撃で負傷して運び込まれる市民を泣きながら治
療する現地の医師たち。私は決して騙されまい。空虚なる論理の戦争を忘れまい。