3行日記 2003 WIND57


   ■心の内と外の平和と至福 200300302-5

反戦を大声で叫ぶと心の中が平和でなくなるから、心の中で共に静かに平和を祈る
という心根や好まし。所詮何も変わらぬという気持ちそのものを変え得るかもとい
う可能性を支点として、己が身と心がまだこの仮想現実中にある事の至福を知れ。

   ■青は青、藍は藍 20030303-1

「青は藍より出でて藍より青し」という単独では古臭くなった荀子の言を諺として
用いられた時、これまた単独では変哲のない語義である「藍は青より濃くて紺より
淡い」で応じる時、この2者を並べて等距離で見るユーモアの視座は秀逸である。

   ■美しいこの星の上の感謝 20030315-1

母は子に「生まれてきてくれて本当にありがとう」と思う。子は何も知らずに成長
し、ある日突然母に言う。「お母さんがお母さんで本当に良かった。お母さんの子
で本当に良かった」その時母は自らの母への感謝を思う。子は世の母親達を思う。

   ■笑い歌い楽しく過ごすなら 20030315-2

人々が戦争について対立している時、私の心の中はざわついていて短気になったり
居心地がとても悪くなる。私と世界は知も情も明らかに内と外は反転してつながっ
ている。ならば自ら喜び笑い幸せになれば、必ず世界は今より明るく輝くだろう。

   ■遊ぶ次元幾何学研究会 20030315-3

様々な多面体。この立体幾何学的な在り様は計算や数値だけで理解するなかれ。手
に取り眺め回して転がして、角度や面の形を見た感じや手触りでも記憶できる。1
度手にしたものは忘れない。名前は知らずとも形を覚え、美しさを記憶せよ子供。