■身勝手な土俵を超えて 20030122-1

論理的に納得がいかないという言い草で明確な説明を求める時、その自分が理解で
きるという身勝手な範囲設定を超えた答がすでにそこにある事を失念するな。謙虚
であれ。優しくあれ。賢くあれ。相手を信頼せよ。そして自らの能力を信頼せよ。

　　　■他者の時の略奪者 20030122-2

物品を略奪すればそれは誰の目にも歴然だ。しかし個人的な精神の時間を略奪する
者は少なくない。甘えや依存や占有欲などから他者を縛り、付き合わせ、他者をも
急がせる。その不安の元は自らの時に対する不信感と知れ。時は自らただ流れる。

　　　■狂わば狂え賢明に 20030122-3

安易な逃走先として狂気を選択する者は、周囲の者をも巻き込んで地獄界に転げ落
ちる。絶望からでなく意思と希望を持って１人未知に対峙せよ。狂う事を恐れなけ
れば、豊かな宝を持って必ず帰還できるはずだ。明晰さと優しき他者を忘れるな。

　　　■過ぎ行く時を耐える強さ 20030122-4

疑うでなく、無理に確信するでもなく、状況や結果という情報が静かにこの時空を
伝播して自分に届くまで、自らが為すべき事を無心に為しつつ生きたいものだ。妄
想や邪念に変容し易い期待や不安に身を染めるまい。さて私は今何をしているか。

　　　■サンダルフォンの花摘み 20030122

メタトロンの双子の兄弟、野原で花を摘むサンダルフォン。彼が花摘みに野原に行
くのではない。彼のいる所が花畑となるのだ。優しい日差しの中、猫はまだ寝てい
る。遠く音楽が聞こえる。いやそれは頭の中から響き来る。さあ花摘みに出よう。