3行日記 2002 WIND49


   ■眠りは人様々 20021024-4

眠りは人生における不可欠なものである。眠りをちゃんと取れる者はさほど不平
を言わない。必要量を越えて貪る者の生活はだらしなく見え、必要量を削ってあ
れこれこなす者は忙しない。しかしそれを主観で評しなければ全てがいいのだ。

   ■綿棒・折り紙・多面体 20021025-1

オンラインでは伝えられないものがある。肌と肌の触れ合いによる感覚。それを
伝えようとするのは、すでにそのものではなくそれに関するコメントだ。同様に
多面体制作も実際に自ら手で制作しなくては、細胞が思い出せないものがある。

   ■コレコーレというお店 20021025-2

名古屋の星が丘に本や多数の物々交換の店があった。1週間ごとに10%商品価格
が下がるシステム、コーレという地域貨幣的な通貨単位、アンチブックオフのポ
リシーなど新アイデアに満ち、また店員がみな生き生きしている。今後に注目。

   ■寝て生き返る 20021025-3

頭痛で寝込んだ。原因は電子機器でもダイエットでも虚弱体質でもなく、まずは
睡眠不足だ。やけくそからでなく、もうこのまま死ぬのかなと思うと心身の緊張
が全部抜けて生き返る。実はすでに日々死んでいたのだった。久々に良く寝た。

   ■性(さが)・相(そう)・表情 20021025-4

時間の長さで言えば三世変わらぬを性といい、長い生き様の顕現が人相になり、
閃く瞬時の情感が表情だ。相手の造作と表情を別個に見分ける事はできないが認
識する事はできる。美しい表情は性と相を内包する重畳する時の生命の輝きだ。