しかし観客は好意的でいてくれたので、そのままプラトン立体５つを紹介し、交互
に面点変換できる３組の双対立体であることを話す。そして５個全ての点の数と面
の数を数え、合計が５０＋５０＝１００という完全なる数であることを提示した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆　14　◆

プラトン立体の各点に集まる線数が３，４，５であることや面の形が正３，４，５
角形であることを示し、３−４−５という関係数の存在を明示した。次にプラトン
立体サイコロを持ち出し、全てのサイコロの目の合計が３５５となることを話す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆　15　◆

また互いに面点変換できる３つの双対立体の関係から、正４面体は実は裏にもう１
つあるから全部で６個のプラトン立体と考えれば、全てのプラトン立体サイコロの
目の総和は３６５となり、地球の１年３６５日と同じになるという話につなげた。


　　　５つのプラトン立体サイコロ　　　　１３の月の暦対応正４面体　　　地球から見た満月

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆　16　◆

ここから１２と１３の話へ続く。月の朔望周期の２９．５日、自転・公転周期の２
７．３日であることを示し、それぞれに１２と１３をかけると、３５４日及び３５
４．９日になり、プラトン立体サイコロの目の総和と同じであることを提示する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆　17　◆

さらに反転を空間的に１つの球体に接する最大の同じ球体の数が１２個であり、中
心にある１３番目の球が内面と外面を「反転」する１３…つまり世界を見る自分自
身であると表現し、各自が世界の見方をしっかり持って生きる必要性を主張する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆　18　◆

ここですでに１時間が経過したのでハーフタイムを取る。司会進行のシキタさんと
緊急打ち合わせをして、後半は質問やツッコミをどんどん入れてもらう事にする。
またこの間にペーパーセメントとベビー綿棒３０本で正２０面体を制作してみる。