◆91◆　19960319-04

20年間というものほぼ62kgだった体重が55kgに落ちいてた。別に体調の悪さとか
はないのだがこれって何？その１週間後、58kg。さらに１週間後62kg。安心して
たらまた57kg。ただのうんこの量だったりして。とついうんこネタ２題、汚い。

　　　◆92◆　19960319-05

神聖幾何学のレクチャーをする米人を紹介したいからぜひ来てと言われ広尾に出
向く。案の定呆れるほど古臭く得るものはなし。収穫は雪の中、麻布十番温泉に
入った事。脳天気な西海岸系米人の頭の悪さは何？それを有り難がる人達は何？

　　　◆93◆　19960319-06

ドリームスぺルのレクチャーを藤沢や広尾そして多分吉祥寺と自由が丘あたりで
とりあえずやろう。マヤはやればやるほど深い。エジプトもメソポタミアも南部
アフリカもケルトもみな関係してくる。26,000年が小さく見える。過去の想起。

　　　◆94◆　19960319-07

逗子。道すがら橋の上から水面を見ると遠くから光の束が近づいて来る。眺めて
いると海からの波が重なってできたソリトンの波頭だった。それは橋をくぐりゆ
っくり上流に向かっていく。どこまで行くのか巨大生物のような小ポ口口ッカ。

　　　◆95◆　19960319-08

折からの低気圧通過と強風で波の飛沫が舞い上がり、海面を白い霧状になって漂
っていて、遠くの江の島がまるで蜃気楼のように宙に浮いて見えている。逆光の
中で印象的だった、ポディースーツを着替えていたサーファー娘のシルエット。

　　　◆96◆　19960319-09

ハギング。アメリカ西海岸の脳天気な精神世界系の得意技だから嫌悪している友
人がいたけれど、私は最近気がつくとハギングしている事がある。本当に感謝や
愛情を感じた時の、人間として自然な表現なのだろう。無口なままのハギング。

　　　◆97◆　19960325-01

曇天の空の下、海へ向かう江の電沿いの道を自転車で走った。低気圧がサーファ
ー好みの高い波が立っている。今日は再接近する百武彗星が見れないだろう。寄
り添いながら砂浜に座り、飽きもせず海を眺める美しい少年と少女に幸多かれ。

　　　◆98◆　199601325-02

エジプトのピラミッドとテオティワカンのピラミッドの相似性。仏国人が赤道か
ら北極までの１千万分の１を１メートルと定めた時、英国人のハーシェルは地球
極半径の２億５千万分の１の英インチの優位性を主張した。計測単位の重要性。

　　　◆99◆　19960325-03

海の見えるファミレスで３時間数字と格闘。外に出るともう真っ暗で江の島の灯
台が控えめに瞬きしていた。何か漁をしているらしく、波打ち際に点々と灯火が
並び輝く。都心ではlight upの自粛があるという。電気の本質を知る者はない。

　　　◆100◆　19960326-01

図書館。子供の頃からあの空気が好きだった。吉祥寺住まいの頃は毎日文房具屋
と本屋と画材店のハシゴをしていたが、既製の音楽には絶望してレコード店から
は足が遠のいた。図書館の外には木立ちと水辺。カモメが上流へと飛んでいく。