◆１◆　9960107-01

朝目が覚めたらもう正月７日だった。磨きのかかった精神的虚弱体質ゆえに立
ち上がるための気合い蓄積にもう―眠りしてる間に、ブエノスアイレス時間で
の朝(ちなみに時差は12時間)がやってきたので起きるが、辺りはとうに暗い。

　　　◆２◆　9960107-02

返事を書いても書いても舞い込む年賀状。離婚して人生に絶望しかけていた女
性から、いろいろと助けていただき…とお礼の言葉があるけれど、―体何をど
うアドバイスしたのかすら忘れている私。でもその方がいいかも知れないな。

　　　◆３◆　9960107-03

今年は精神虚弱体質に加えて、性格をわがままモードに設定変更。論理的文系
頭より直観的理系頭が好ましい。なお非論理的文系頭及ぴ論理的理系頭という
ものも順列組み合わせでは存在するけれど、そりゃ問題外。やはり人間好き。

　　　◆４◆　9960107-04

あのアラン・シリトーの有名な言葉に Don't trust over thirty「30過ぎを信
用するな」というセリフがあるが、もう半世紀すぎれば日本では「30過ぎても
馬鹿は馬鹿」となる。私の事だと噛み締める日々。ああ、馬鹿っていいなあ。

　　　◆５◆　9960107-05

私の正確なハンドルネームは痴性体トーラス。知に架かる病だれをいつの日か
自力で外すのだ。明日は戸塚でガイアシンフオ二―を見る。実はもう１も２も
見た(全部招待)けれど１の方が好き。２は劇場受け狙い見え見えでちょっと。

　　　◆６◆　9960107-06

人って自分が馬鹿だと思っているほど馬鹿でなく、また同時に自分で賢いって
思っているほど賢くもない。他人に対しても然り。人間の総体ってすごい。そ
れは地球の事だから。一番賢いのは馬鹿のふりをする馬鹿である自然たちだ。

　　　◆７◆9960107-07

太陽にも水があるという事実を既に科学的にデータで示された事を知らない人
に、太陽には水が存在すると言っても、おまえって馬鹿？という目で見られる
かも知れないけど、データを信じている者も知らない者も程度は同じかもね。

　　　◆８◆　19960109-1

銀河の大晦日は吉祥寺から家に帰れず朝帰り。ＵＫ２ヵ月滞在の女性のとこで
一晩帰朝報告を聞き、一緒に行うドリームスぺル企画を練る。WP氏が聞いたら
涎垂るる陶酔の世界かな。全英各地への旅路と写真。虚弱体質ゆえにＨなし。

　　　◆９◆　19960109-2

銀河の新年はキャノンの人がＦＡＸのメンテナンスに来るので、朝一で藤沢に
戻る。傘を持っているのは私だけだ。それにしても寒い。早朝のプラットホー
ムに美しい女性がいるだけで暖かい心地がする私は、スケべなのか正常なのか。

　　　◆10◆　19960109-3

ホームで電車待ちの時間にスポーツ新聞買ってオヤジしてみた。ああオヤジっ
ていいなあ。それにしてもミッテランは死ぬしアメリカ東部は数十年ぶりの猛
吹雪。静岡学園が鹿児島実業と引き分け優勝か。一生記憶に残る記事はない。