(314) 思考　思考のみに呑み込まれるな。しかし思考を放棄するな。すべてのパートがその分を弁えて在るべき処に在る時、それは総体そのものになる。思考も感情もしかり。決して思考・想像のカを甘く見るな。

(315) 人の顔が、その生命が表情が面白い。なぜ今までこのようなものを正視する事が少なかったのだろう？

(316) ハードの進化で時を超える想像力　ＴＶカメラを通して微笑み掛ける夫と、そのＶＴＲを見て答える妻。カメラの中に今いない妻の未来に語り掛ける男と、もはやカメラの中にいない夫の信号に微笑む女。ハードの進化で時を超えている。いやそれとも想像カのおかげか？タイムラグを僅かな金で操作するクレジットも又人間の時間への挑戦か？

(317) コーヒー。体と約束したのだから、食後のコーヒーのがぶ飲みはやめよう。

(318) 前進とは絶えざる再定義である。(19900601)

(319) 全ての人が尊敬に値する。さらにその中には自分自身すらも含まれる。

(320) 個人としての生活の記録が極端に少ないのは、生活者としての意識がないのに同値ではないか？内的な生活だけでは、世界の未だ半分以下しか見ていないのだ。(19900611)