（７１）光の特性についてのメモ
精神的形・形而上学的思考において、光には物理的光と精神的な光（Light─大文字のＬ）という２つの明白な形態があると通常信じられている。この小論は物理的光を扱っている。我々の宇宙では、我々の目で見る物理的な光は星々によって創られている。（電球やろうそく等の全ての人工的光は、何らかの方法で捕獲され再利用されている星のエネルギーである。）星の光は水素の核融合によって創られている。水素は明らかに我々の宇宙で最も豊富な元素である。
天空には途切れなく全方向に光を放射している莫大な数の星々が存在しており、我々が想像する事のできる全ての星々の間の空間に輝いている。我々が夜空を見上げた時、星々の間に暗闇が見えるが、それはそこにある星々からの輝く光子の大部分が、我々の目に集まる方向に届き得なかったからなのだ。別の言い方をすれば、空間の暗闇はただの幻である。星々の間の空間はいつでも完全に輝いている。実際、宇宙は光の海なのだ。
我々がray（光）という言葉で水（雨rainや虹rainbowとして）を連想するのは興味深い事だ。実際、水の構成原子である水素と酸素は星において最も豊富な元素である事と、何か関係があるのではないだろうか？（特に水素は豊富であるが、酸素もまた意義深い事に星々の外部で大量に創られているのだ。）詩人ならば、星々の光が空間の無限の海へと降る、とでも言うところかも知れない。
この本の神聖幾何学の部分で明らかに気づいたように、惑星グリッドの基底にある幾何立体は正１２面体である。正１２面体はフラワーオブライフの相互連結する円によく似た方法で組み合わさった、１２の正５角形で構成されている。それぞれの正５角形は７２度の弧と７２度の５つの光からなっている。（７２は１４４の半分であり、それは光の調和のフラクタルな数である。）
光の調和と水の空間の要素について我々が知った事をまとめてみれば、巨大な空間の海に浮かぶ我々の生命の島が正１２面体に基づいている事は、何か驚くべき事ではないだろうか？
水素原子について再度考えてみれば、我々はそれが宇宙の全ての物理的光の元である事を理解しなくてはならない。この事に関して我々はまた、我々の肉体を構成している最初の要素は炭素ではなく、２番目に重要な酸素と水素の化合物である水だという事も理解すべきである。それゆえ我々の肉体は自動的に星々と（そして星の光に）高い共鳴振動を起こすのだ。
星形正４面体マントラ
このページと次のページのヤントラは、デュランバロー・メルキーザディックがインド滞在中に撮った写真の複写である（ミカエル・タイラーによるコンピュータ描写）。
このヤントラと次のページのスリ･ヤントラの双方は、マカバと直接関係があるものと思われる。これらのヤントラを、開眼したままの瞑想の視覚的意識対象物として用いてはどうであろう？これらのエネルギー図形を心の中に吸い込む事によって、普遍的生命力エネルギーとより高く調整する事を許す我々の意識の様相は活性化する。
スリ・ヤントラ
上のスリ・ヤントラの図は、パトリック・フラナガンにより、小数点以下８桁までの正確さで描く事のできる枠線描写プログラムを用いて製作されたものである。
パトリック＆ゲール・フラナガンの仕事への導入
私は食料品を買っている時にフラナガン夫婦に会った。我々の普段からのスリ・ヤントラと形而上学への興味は、次の章に形となっている。彼らの研究に対するさらなる情報を望むならば、この章の最後に記された住所でコンタクトしてほしい。
パトリック＆ゲール・フラナガンは、既にご存じのように作家及び健康と寿命の研究の専門家として有名である。パトリックはおそらく１９７０年代のベストセラー『ピラミッド』の著者としてよく知られている。ゲール＆パトリック・フラナガンは大ピラミッドの中で結婚した、歴史上最初の夫婦である。パトリックと出会う前にゲール・クリスタル・フラナガンはすでに、全国的によく知られた講演家・作家・研究家、そして形而上学・ヒーリング・水晶に深く関係する栄養コンサルタントとして、自分のキャリアを確立していた。
２人は長寿と形而上学の分野における、互いに洞察力があり才能豊かな研究チームの１つとしての役を演じている。彼らは共に変成意識の薬物に関しての博士号を持っており、水に関する研究は１９９４年のノーベル賞にノミネートされている。
パトリックは５０年代と６０年代にあなたがたも聞いたことがあるかもしれない「神童」の１人だった。彼が１１歳の時、彼は電気的考案物に関する最初の特許をアメリカ空軍に売った。その後彼は有名な、電磁的周波数を直接脳に送る事のできる機械である、ニューロフォンを発明した。これが大きなきっかけとなって、１９６３年彼は「有名な」ヒューイック研究グループに研究目的で招かれた。
ヒューイック研究所にいる間に、彼はヘンリー・コアンダ博士と出会った。彼の業績の中で、コアンダ博士は広範囲に適用できる流体力学に関する重要な基本的発見をした。コアンダ博士の研究は、航空機の翼の能力を、飛行機を十分高く浮揚させるように開発する方向を決定づけた。この重要な分野における研究はまた、流体力学のボーテクスエネルギーの特性の多大な研究へと導いた。流体力学の科学は、強力な磁界もまた流体力学の法則に従うのを見ても分かるように、物理学の最も重要な領域の１つである。辞書で『磁気水素力学』を調べてみるように。
コアンダ博士は流体力学の物質みならず、生命を与える物質としての水にまで興味を持っていた次の章ではこの事をもう少し事細かく話してみよう。
