（７０）光の弧の分割

　弧、もしくは分割された円は、光と光を創る神を表すため、古代エジプト以来ずっと用いられて来た。エジプト人によって採用されたシンボルは光の弧（それはベシカ・パイシス、もしくは５芒星の中の神の目として銘記されている弧である）として言及されている。これはすなわち、我々はray(光）という言葉はエジプト人の太陽神ラー（Ra）と同義語であると理解すべきだという事だ。

　ラーは光。この語は我々の言葉である光(ray)、虹(rainbow)、光の放射(radiation)などを形作っている。神聖幾何学の原理によれば、音から宇宙線までの電磁スペクトルにおける各レベルもしくはオクターブは、７つの下位レベルに分割できる。我々が円周の３６０度を７つに分割すると、円の中心から円の縁への放射線分（正式な幾何学用語である）の作る内角（ボーテクス）は、大ピラミッドの角度に非常に近いものになる事が分かる。大ピラミッドがなぜこの正確な角度を用いたかについての１つの見解は、わずかな差異が時間の場の中のエネルギーの特有な動きには必要であるというものである。もし万物が正確無比であったら、時間の中の動きはなくなり、我々の宇宙は結晶化してしまうだろう。

　この事の別の見方は、電子に付いての我々の知識概念と関係している。もし無線技師が送信機を調整する時、そのシステムが最高の共振状態になるところに制御設定するが、ほんのわずかだけその調整をずらす。これはもしシステムが完全に共振するとエネルギーはアンテナから全く動かなくなってしまうからである。

　この事に関連して私はアンドリア・プハリッチのユリ・ゲラーに関する本『ユリ』という本の読者について尋ねたい。この本の中でプハリッチ博士は、自分たちは「ナイン」（存在の９つの原理──何か聞き馴れていないだろうか？）に属すると主張する地球外知性のグループとの遭遇について語っている。この本の中で「ナイン」は、我々の問題の解答を人類の内面から捜し出すようにと奨励している。「ナイン」は我々にどんな人間でも思考によりものを動かしたり、思考によって物質的に肉体を転送できるというＥＳＰを実行する能力を持っている事を保証している！この事の鍵は、肉体内に７回「正常に」電気エネルギーが増大可能な事だ、と彼らは言っている。（『ユリ』の252ページ参照）

　「ナイン」によれば、この事ができれば光速の近似値と一致する時、それは９９％となり、この点で我々は無限化（アセンション？）を成し遂げるだろう。この事を数秘術的に見れば、我々は７という数が最終結果である事が分かる。（99％＝９＋９＝18；１＋８＝９；144000／９＝16,000；１＋６＝７）

数 秘 術

数秘術的意義と数の関係性に気づく事は重要である。もしあなたがこの概念に馴染んでいなければ、私は短い概観を示そう。我々の数学システムの中にはわずか９個の数しかない。それらの数のそれぞれが普遍的な特性を表している。10という数は統一である。それは０（空虚）と１（第１原因）の統合である。１０という数は他の９つの普遍的特性を次々に統合する、我々が神と呼ぶ存在として象徴されている。数秘術において、９以上の数の意義を考える時、このような全ての数字は一桁の数になるまで足し算をする事になっている。（１４４，０００＝１＋４＋４＝９）

GO NEXT (７１) BACK TO ZONE TOP HOME