（６９）マカバの回転と光の調和──１４４，０００
あなたがこの本の中にある数学的/幾何学的概念を理解する事による上昇の過程は本質的なものであるが、この類いの題材を楽しむタイプの人々は、このセクションを通して思考のためのたくさんの食物を手に入れるだろう。この題材について考えてみれば、私はあなたに、このシステム中に我々が見いだした数の数理的局面に気づくよう求めるが、これらの数全てが７もしくは９で通分できるのだ。７という数は自然のサイクルとオクターブの法則を支配する。９は「達成の数」である（１４４,０００──１＋４＋４＝９）。
「光の調和」としての数１４４,０００の用い方を、我々はブルース・キャシーの研究を通して知る事ができる。かつて航空パイロットとナビゲーターであったキャシー氏は、惑星グリッド研究の現代の開拓者の１人である。結果として自身を惑星グリッド研究に導いた彼独自の調査は、彼の母国ニュージーランドでＵＦＯ出現地域の報告書の追跡を開始した、１９５２年に始まった。
私はキャシー氏の理論を完全に理解したとは言い得ないのだが、彼は明らかにアインシュタインの「統一場理論」を解決するのに用いられる何か深遠な真理を発見し、アインシュタイン理論の教授として、統一場は光速によって支配されている（しかし有限である必要のない）という事を証明した。
キャシー氏の研究は光速回転と直接関係のある事を示唆する証拠を提示している。この理論は宇宙には回転と光速という２つの絶対性しか存在しないとする有名な物理学者アーサー・ヤングの主張に指示されている。回転と光速の間の相互関係は、マカバの瞑想法の訓練における次元間移動の鍵である。１４４，０００の定数もまた、３６０日が１年の５２００年は、我々の１週間の考え方に似た１３日周期の１４４，０００サイクル分であるマヤ周期の大周期として、マヤ暦が光速及び回転と関係がある事を暗示している。
ブルース・キャシーの理論は光との関係における宇宙の回転定数に基づいている。キャシー氏が指摘するように、我々の計測単位（インチ、フィート、マイル、メーターなど）は気まぐれである。「法定マイル」がフランス革命の間に作り出された事を我々は知っている。実際、メートルは元々我々の惑星の概算直径に基づいている。この光について、光速とその回転との関係に直接基づいている事は、宇宙調和の働きについての計測法を採用するのに完全であるという感覚を我々に与えてくれるだろう。
我々の通常の時間と距離の計測法を光の調和へと移し変える事について、キャシー氏は地球を普段用いている24から27の時間帯域へと分割するシステムを発展させた（＊）。この事は我々に、我々の時の計算を９という数のハーモニクスに基づく事を許す（２＋７＝９；144,000／９＝16,000；１＋６＝７）。地球を通常の24から27へと分割し、それぞれの帯域を１時間60分に２次分割を保ったままにすると、我々はこれまでの１日に86,400秒に対して、１日が97,200秒となる。この事は我々に９：８の時間的差異を与える。
（＊）２７はまた我々の惑星運行の研究についての関係する重要な数である。月は地球を27日かけて公転し、また満月から満月までは29.5日かかる(朔望周期)ので、この平均は28日である。
これらの考え方を熟考すると出てくる重要な事は、我々は光が何か絶対的なものと考えていながら、一方では時の計測がまだ我々の惑星の回転に基づいているという事である。これゆえキャシー氏は地球の時間と距離に対して、光速定数を採用するにあたり９：８の時間の差異を用いている。人が計算をどう扱うかに基づくこの事は、「グリッドの２次分割」ごとに１４３，５００を１４３，８９０マイルに、計算の定数を変換する結果になる。
キャシー氏の仕事になじんでいる人、もしくは彼の本と研究を買っている人達は、この許された範囲の限界内で、これらの考え方を分かりやすく伝えるために細部を飛ばしている事に気が付くだろう。
空間的隔たりのある文明諸国は、万国共通の調和の計測システムを用いているかどうか、究極的には怪しいものである。そして光速の普遍的基準は、約直径２５，０００法定マイルの円に基づいた、１４４，０００弧度である。（偶然にもその直径はだいたい我々の惑星に等しい。）この計測システムにおいて、各々の弧度は理論的な１マイルと同等ユニットであり、それは次々により小さい計測単位に分割できる。
上図のマンダラは１９８８年、最初の本『セドナ／パワースポット・ボーテクス、そしてメディスンホールのガイド』を書き始める少し前に、著者自身によって描かれたものである。このマンダラはピラミッドの角度に基づいている。
