（６２）統一場の計時周波数としてのマヤ暦

　この本を書き上げようとしているまさにその時、私はマヤ暦・神聖幾何学、そしてフラワーオブライフの間にある興味深い相似点に注意を向ける助けとなった、ホゼ＆ロイディーン・アグエイアス夫妻の突然の訪問に驚かされた。これらの相似点は人間の経験を進化させる事のできる時間と空間の性格についての、何かとても深遠な真実を発見する過程に我々がいるという事を示している。

　ご存じのとおり、ホゼ・アグエイアスの著書『マヤンファクター』は、あの１９８７年のハーモニック・コンバージェンスの触媒であった。彼はまた１９７０年の最初の「地球の日」を共同提唱した１人でもある。今１９９５年の始まりにあたり（※訳註：この本の書かれている当時の今）、惑星の調和と癒しの鍵として、彼の正しい時間の理論を奨励展開していく事で、ホゼが惑星治癒運動の指導者として再び出現してくれるであろう事を我々は期待している。

　ハーモニック・コンバージェンスの時以来、私はずっとホゼ・アグエイアスの活動に興味を持っており、ハーモニック・コンバージェンスの成功はマヤ暦と宇宙的計時周波数に関する情報が正しいもので、我々の種族を生存させる活力であるという事を暗示している、と私は考えている。

　ホゼ・アグエイアスの教えの中心核は、我々が採用しているグレゴリオ暦という名の現代の時間把握システムが、我々の銀河を司っている宇宙のリズムと調和しておらず、不自然かつ不調和なグレゴリオ暦を我々が用いている事が、結果として人類が環境と調和していない状況を生み出しているという事である。この環境との不調和が結果的に人間に惑星との関係を誤る機構を生み出させたので、もし制御できないならば我々の惑星の生態圏を決定的な死滅へと崩壊させる結果を招くだろう。

　この理論が正しい事は明白なので、ホゼは事実として次のように指摘している。グレゴリオ暦の時間を使うようになって以来、特に産業革命が始まり全世界が「人工的かつ機械的な時間」に合わせ始めてから、人口は好ましからぬ比率で増加し始めた。また環境は近視眼的な視野から限りなく増量するものと考えられ、利益目的で破壊的な攻撃が環境に対して開始されたため、その結果として現状では人口は指数的比率で増加し、生態圏は荒々しい破局的崩壊の淵を行ったり来たりしているという有りさまになっている。

　ホゼの時間の理論において、調和と不調和は霊性と物質主義の間の古い弁証法と深い相互関係がある事を私は見いだした。ホゼがユカタンの地で受け取った『パカル・ボタンの予言』の中においては、現代の我々の世代にある歯止めの効かない物質主義は、「革命の本の中の獣」の予言の実現である。我々の種が銀河の時間と源初的創造の力との同期から離れれば離れるほど、我々は自ら作った機械的獣の制御下から逃れられなくなる。惑星を癒す者としての我々の仕事の一部として、我々はマヤ暦の銀河的計時周波数を意識するようになり、我々の利益として時間の自然な調和をいかにして用いるかを学ぶべきであるというのが、ホゼの未来ヴィジョンである。少なくとも１４４,０００人の中心核のグループが、自然で銀河的な計時周波数に波調を合わせるようになる時、我々は自分自身が惑星を癒すために用いる事ができる莫大な量の霊的エネルギーの統制下にあるのを知るであろうという考え方が、この理論背景にはある。

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