（５２）プラナの精神療法による心の明晰化
我々がマカバに熟達し、我々の身体にエネルギーを増強すると、自然の成り行きの１つとして、それらのエネルギーは不純物を我々の精神的・物質的な体の外側へ焼き尽くし出す。この過程の一部として、我々の精神体や肉体の色々な部分（骨や筋肉やさまざまな器官）に保存されている記憶は、その部分を介してエネルギーが動く時引き起こされる。それが現実的な意味を持とうと持つまいとに拘わらず、人々が何年間も忘れていた事をしばしば瞑想によって思い出す理由である。
普遍的なライフフォースエネルギーの回路をクリアーにする過程の一部でそれらの記憶がやって来る時、全てを清浄にする事が重要である。このようにする１つの方法は心象が心の中に起こった時、自分の瞑想に注意深くある事である。それが起こった時、あなたはそれに対して何の考えも持たないようにした方が良い。それを書き換えたり「そうする事もできた」とか「ああするべきだった」などという思いに耽らない事だ。その代わりあなたは自分の心の目を、そのばらばらな記憶が立ち上がった時、少し離れた所からそれを映し出す小さな光の点を見る事に使う方が良いだろう。もしあなたがそのようなとりとめもない記憶に煩わされずにそれらの事を考える始めるならば、あなたはそれらを自分のエネルギーシステムに再統合するだろう。
人間の顕在化と磁力化は何か起こった事についてただ考えるだけで、もしくは心の目でそれを見るだけで活性化される。実際私たちのポジティブな進化は、不快で破壊的な思考形態のマインドをきれいにする事によって成される。なぜならそれらの思考形態は個人的な思考や環境や周囲の人達を傷つける力があるからである。
思考が即座に現実化する、存在の領域へのアセンションが、なぜ個々の人間が「クリアー」になるまでは起こらないのかという事には２つの理由がある。１つは、不調和な思考形態は、キリスト意識の高いエネルギー振動を隔離する、個々の人間のエネルギーの場に歪みを生じさせるからである。そして２つめは、即座の思考／行動の領域においてのさまよう思考は、人間をあっという間に吹き飛ばす事ができるからである。
いかに個々人が希求されている精神的清澄と調和の状態に到達できるかという事に関して言えば、最初のステージは自らが用いている内面的対話の類型にただ気づき、その自己イメージを肯定的に保つように努めねばならない。このテクニックには、内なる神と師なるキリストに、不調和なエネルギーの精神体を清澄にする助けを願うという、祈りも含まれている。
心を清澄にするためのより進んだテクニックは、マカバや光の柱等のさまざまな瞑想法の実践を含んでいる。これらのテクニックは肉体、精神、感情体のエネルギーレベルと振動を上昇させる。キリスト意識／慈愛のさらに洗練されたエネルギーと接近した時、それらは我々が身体に由来する不快で不調和なエネルギーを清澄にし、理想の状態に到達できるように助けてくれる。人々をこのように訓練する事は私の専門事のひとつであり、そのようにする事がソウルスター（魂の星）の調律のためのセドナなのである。私はこの本の最初の所でその連絡先を記しておいた。
