（５３）生命の木のマカバ
１０の等しい角を持つ多角形､すなわち正１０角形は、３６度ずれて互いに交差した２つの正５角形であるとも考えられる。この形はゴシック大聖堂の基本デザインとして用いられてきた。そこの中心から３６度（光の調和のフラクタルである１４４度の１／４である）の角度で車輪の輻状の線が放射状に出ている。私は幾つかの理由からこれをグループ・マカバのための最良の配列であると考えている。
１）１０の配置は１０のセフィロト、もしくは神性から発する原初にして究極の光のエネルギー（アイン・ソフ）と関係している。１０のセフィロトは、すべての宇宙と次元の生命システムと関連している生命の木を創る光／エネルギーパターンである。セフィロトは１，２，３，４，５，６，７，８，９，１０という数の構成と直接関係している。
２）ＤＮＡのそれぞれの１回転は、１０本の線分で正１０角形を等分している。
３）「エノクの鍵」は、家族として互いに機能する１０人のグループがマカバでは、導いてくれる３人の天使的存在を呼び込む出あろう事を、明確に述べている。これが光の高次の領域よりやってきた家族的存在との領域間の光のコミュニケーションを確立するだろう。（Key 305:33）
４）ゴシック大聖堂の建築には、キリスト意識と神聖幾何学の秘教的側面の深い知識が存在した。従ってその建築家たちは自分たちの儀式的構造のための選択にエネルギーパターンを用いる知があったようだ。
５）惑星グリッドの１２の大きな構築点で囲まれた部分は１０角形である。
このマカバの配列パターンの儀式的使用について言えば、この本の「アセンション・ヨガ」と題名を付けられた部分に取り上げてある種々の概念が、基本的な指針である。いつでも師キリストにグループと共にいてガイド役を果たしてくれるよう願いつつ、祈りから始める事を忘れないように。師キリストと正しき人々の進化に仕える天使たちを招きいれる事も重要である。
「音」はこれらの儀式に用いられるべきとても重要なものである。『エノクの鍵』でも聖なるマントラである「コドイシュ、コドイシュ、コドイシュ、アドナイ、ツェバヨス」もまた用いるべきであると、明確に述べられている。私は「アロハ」という音のバイブレーションの有益さ、また集団の光の柱を通してやってくる天使ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルを呼び出す事についても、とても重要であると強く感じている。
それらの名前がサークルの中心に向けて用いられると、その音の振動が、我々の頭上に現れる天使的マカバを呼び込む手助けとなる力強い光の柱を生み出す。（エノク書116,205,301,305:36参照）
『生命の木』のマカバ─メディスンホイールのための空間の創造
方法Ａ：基本方法
互いに腕の長さだけ離れて立ちつつ、
１０人の参加者が円の中に移動する事。
方法Ｂ：訓練方法
円の中心に印をつける事。この点から糸か紐を用いて、円周に向けて線を引く事。紐を用いる事は、距離を知るのに役立つだろう。１２フィートの紐は直径２４フィートの円を描く。この結果参加者は互いに４５インチの間隔を保つ事になる。（※訳者注：１フィート＝１／３ヤード＝１２インチ＝３０．４８ｃｍ。これより１２フィートは３６５．７６ｃｍ、４５インチ＝１４４ｃｍである事にも注意。）
方法Ｃ：簡易方法
参加者は各自の点を見いだして、２４フィートの円を描く事。
