（４６）混沌意識からキリスト意識へ：マカバ、ボルテクス技術、そしてメディスン・ホイール

　私はこの本ために多くのインスピレーションを、デュランバロー・メルキーザデックと彼のフラワーオブライフのワークショップから得た。他の多くの人々と同様、私も最初は彼の生徒を介してもたらされた無断コピー版のビデオセットを通して、デュランバローとフラワーオブライフの教えを知るようになった。これらの驚くべきビデオテープは、その視覚的品質の貧困さにもかかわらず、その本質的な力によって国中に流布しコピーされたもので、アセンションに関するとても深遠な情報を含んでいる。

　これらのテープは現在までニューエイジの意識の動きに起こった、最も興味ある現象のひとつとして再演されたが、彼らはアセンションの力学と、それぞれの個性ある人間がマカバの瞑想法を通してキリスト意識にいかに接近するかという方法を、詳細にいたるまで説明している。フラワーオブライフの題材の深遠な力の証明として、自宅で無料でその無断コピー版のビデオを見た多くの人々が、後にフラワーオブライフのトレーニングの４４４ドルの全額を払っている事からもうかがい知れる。この点からも、１９９５年の春現在、デュランバローのワークに対する興味は増え続けている事が分かるが、デュランバロー本人も多忙になってしまい、フラワーオブライフの本の執筆要求に応える事ができなくなってしまっている。

　デュランバローが教えようとしている事の大部分は、この惑星上のいかなる個人の所有物でもありえない古代の知識であり、したがって何者がなぜそのような技術を教える準備をさせたのかも知れず、そのような力強い技術の教師となるシャーマニックなリアリティを操る力を与えたのかも分からない。したがって私は、デュランバローの題材に大金をむしり取られているわけでもないし、実際デュランバローによる恩恵によって、このフラワーオブライフに関して書いていられるのだという事を明白にしておきたいと思う。この本の中のフラワーオブライフの題材は、私自身の意識を通してそのエッセンスを蒸留され、時々私が引き付けられた仕事の拡張となった。デュランバローのワークの生徒は、この本を自分自身に基づいた教えの説明として、またデュランバローが贈ってくれたものとの調和の中にあるものとして見る事ができるだろう。

　フラワーオブライフのワークショップのゴールは神聖幾何学を学び、マカバの瞑想法を実践する事によって、いかにキリスト意識を達成するかを学ぶ事である。この瞑想法は人間のライトボディの光の円錐形（正４面体）連動を活性化させる視覚化と呼吸法である。この瞑想法のさらに上級のステージでは、生徒はいかにこの光の円錐を制御しそれを回転させるかを教えられ、その結果キリスト意識の次元へ自動的に生徒を変容させる完全な機能を有する、個人的マカバ／ボルテクスの創出方法を教えられる。

　キリスト意識は万物との完全なる調和の顕現という存在の状態である。ライトボディがフラワーオブライフのワークショップで教えられた呼吸法によって活性化され、エネルギーに満ちてくると、生徒はライトボディを高速で回転させる能力を開発させる。これは生徒を現在の我々の存在状態であるでたらめで混沌とした意識を超えて、宇宙の根源的エネルギーパターンとの完全なる共振の存在状態へと変容させる。愛の普遍的エネルギーは、この訓練の鍵となる要素である。

　マカバは本を通してそれ自身をうまく伝授する事のできない高等な技術である。それゆえにここではただ基本的原理を提示する事にしよう。呼吸と視覚化の技法はそこそこ複雑であり、それは聖なる魂（普遍的なライフフォースエネルギー）を体に入れて心の中にそれが広がる事を許すという事で関心を引く、光の柱とアンターカラナ法という基本的な技術の働きを最初から用いる事なしに、直接それらの技術によって目的を達成しようとする多くの生徒にとっては逆効果であると私は考える。（もしあなたがさらに上級の技術に進む用意ができているならば、フラワーオブライフのワークショップに参加するか、私自身のクラスのひとつに出席する事をお勧めする。）

　フラワーオブライフのワークショップの最も霊感を与えてくれる事のひとつは、デュランバローが天使たちや次元上昇のマスターであるトートとコンタクトをして得た情報である。すべての人間は星形正４面体として体の回りに現れる、精密でエーテル体の光のグリッドを持っているという事を、それらの存在からデュランバローは学んだ｡(この形は３次元のダビデの星として描写されている。）次元間の旅と様々な次元への意識（もしくは『意識の集中点』─カルロス・カスタネダの作品を参照の事）の集中は星形正４面体の回転数によって制御されている。

マカバの光のグリッドである星形正４面体には３つの様相がある。そのうちの２つは第３番目が静止して残っている事にフォーカスしている間に、互いに反対の方向に回転する。私が最初にその無断コピー版のテープを見た時は、これがどう作用するのか理解できなかった。星形正４面体のみがひとつの様相であり、その上向きと下向きの正４面体が互いに独立して反対の方向に回転していると考えていた。しかしながらこれは正しくなかった。

次元上昇の師であるトートの導きによってデュランバロー・メルキーザディックの説明するマカバは、３つの様相を持つ星形正４面体から構成されている。互いに逆に回転する残る２つの様相を参照体として、最初の様相はいつも静止したまま残っている。

　マカバの瞑想法では、回転する星形正４面体の２つの様相は「意志」を用いる事により分割でき、逆方向に回転させられる。これらの星形正４面体の制御を得る鍵は「光の柱」と「アンタカラーナ」を用いる事により個人的力を広げて行く事である。

　この本の中のさまざまな精神的訓練は、あなたのマカバの瞑想法体得のための助けとなるだろう。「光の柱」と「アンタカラーナ」をあなたが実行してみれば、それは人体を取り囲んでいる星形正４面体の光のグリッドを視覚化するのに役立つはずである。男性は上向きの星形正４面体の１頂点が体の前方から動き始め、女性はその１頂点が後ろから動き出す。これら２つの光の円錐が静止したままでいればいるだけ、肉体的意識は３次元に集中したままでいられる。生徒がマカバの瞑想法を学ぶ時、彼らは逆方向に回転する２つの独自でかつ独立した星形正４面体に分割する能力を獲得する。（前述「メタトロンの立方体」の項のイラストレーション参照）

　デュランバロー・メルキーザディックのフラワーオブライフのワークショップにおける大変興味深い事のひとつは、彼が提示する情報に対して参加者の大多数が高いレベルで共振するという事だ。彼の言葉を遠慮なく引用させてもらえば、彼はクラスを開始するにあたって「私はあなたがたがすでに知っている事以外は、あなたがたに何も教えはしません。私はただ思い出すのを手助けするだけです。フラワーオブライフの中に含まれている考え方はすでにあなたがたの中に存在しているのです」と、生徒達に語っている。

　フラワーオブライフの連結した円のデザインは、我々の存在の中の深部の記憶を開封する力がある。なぜならそれは我々の中と周囲にあるすべての物事と共振する原初のエネルギー／言語のパターンであるからだ。フラワーオブライフは力の象徴であると考えるべきであろう。それは学生が心の中のエネルギーの暗号コードを活性化させた時、自らのライトボディ／マカバとの接触を助ける。フラワーオブライフがいかに人間の姿やカバラ的／エジプト的な生命の木の教えと関係しているかを示してくれるイラストレーションの注視に時間を割く事を、私はあなたがたにお勧めする。（生命の木は、宇宙のライフフォースエネルギーとライトボディを意識するための、最も古く深遠な教えである。）

　フラワーオブライフのワークショップの中でデュランバローは、多数の古代の秘教的宗派がよく知り、崇めていたフラワーオブライフが表れている、世界中の場所から集めた写真を見せてくれている。エジプトのアビドスにあるオシリスの神殿の柱の表面に、古代エジプト人がフラワーオブライフを描いた事や、イスラエルのマサダの神殿のメインルーム中央の床に、フラワーオブライフのモザイク文様がある事などを見るのは実に興味深い。しかしデュランバローが所有するフラワーオブライフの写真の中で、間違いなく最も驚くべきものは、中国の北京にある禁紫城の中にある皇帝の私邸の門を守る石造りの獅子の前足がつかんでいる、３次元球面上のフラワーオブライフの彫刻である。

　１９９５年の夏、フラワーオブライフの元である７つの円のデザインが、北部イングランドの平原にクロップサークルとして出現した。この７つの組合わさった円のパターンは神聖幾何学ではシードオブライフ（生命の種）として知られている。それはすべての物質的実体の形態に必要な情報の基本的単位として考えられている。デュランバローの研究によれば、この形はまた光の波の形態とも直接関係しているのだ。

フラワーオブライフのクラス

クラスに接触するための情報
Barbara Sheridan, Flower of Life coordinator, at 520-527-1777
2548 East 7th Avenue, Flagstaff, Arizona 86004

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