（２０）天使の召還

　太古の昔から、精神的進化を望む人間は援助と指導と保護をしてくれる天使を召還していた。

　天使の召還の儀式はアセンション・ヨガの重要な部分である。魔術師にとって知識や力のを希求を満たしてもらうために天使を呼び出す事は正しき伝統である。天使は我々の導き手であり援助するものである。彼らの役目の一つは、広がり続けている高次元のリアリティへの参入法を探求しつつ進化する者たちの手助けをする事である。

　しかしながら我々は、天使は自由意志の法則に従うであろうと忠告を受けている。それゆえに天使たちは望まれても普通は個々人の人生に干渉したりしないのだ。人生に能動的に関わるべくひとたび正式に天使たちを呼び出したら、その者は援助と指導と守護を授ける無限にして強大な力に護られるのである。

　各人に召還を待っている天使が存在するので、天使を呼び出す事はそう難しい事ではない。この天使の召還は、通常意識と天使との対話を構築する。もしそれがきちんと成されれば、その天使に対して探求者たる自分を助ける許可を与える事もできるのだ。

　人間を否定的な力から守護する事を引き受けるという大変な役目の他に、内面世界における実践の案内役をもしてくれる天使は、その多くのドアの鍵を持っている。アセンション・ヨガの訓練が上達してくれば、内面世界の知識に対するのと同様に、スピリットの変容エネルギーへのアクセス方法を学ぶ手助けを、あなたは指導天使に望むようになるだろう。

　エノクの魔術として知られている天使存在の技術体系が、１５００年代中頃からずっと在ったという事を知っておくのは意味があるだろう。このスピリチュアルな冒険の特殊な形態が、現代の医学者にとって好ましくないものであるという意見もある。天使と共に修行したいと望む全ての者に、召還するものがどのようなタイプの天使もしくは地球外生物であるかを熟知しておくべきであると私は忠告しておこう。最も安全なテストは、主なる神とそれらを同一のものと認識する以下のような請文によって、あなたの全ての召還を適格化することである。

　「主なる神の御名において私は
　我が元に現れるよう天使に願う」

　天使の召還儀式において、偉大なる大霊、万物の創造者、そして宇宙の支配者という言葉は、コダイシュ、コダイシュ、コダイシュ、アドナイ、ツェバイスというマントラの詠唱のように、人類の肯定的進化のために働く天の聖職団と提携する祈りのエネルギーを適正なものにしてくれる。

　このワークについてあなたが慎重になればなるほど、それはよりリアルなものになる。このことは厳格になれと言うことではなく、ただ儀式がきちんとその空間を用意し、力強い声で語ればより効果的であるという事である。

天使の儀式的召還

　おお偉大なる大霊、万物の創造者、宇宙の支配者よ、
　私の祈りを聞き入れて下さい。
　この私の命と意識を与えてくれた事に感謝します。
　あなたの持つ全てを与えてくれた事に感謝します。
　私を援助し、指導し、守護して下さい。
　アセンションの小道を案内して下さい。
　覚醒したサイキックな力をもたらして下さい。
　おお偉大なる大霊、万物の創造者、宇宙の支配者よ、
　聖なる調律の高次科学を学ぶ助けとなるように
　私に天使のような光の熟達を授けて下さい。
　天使が召還されたらあなたはそれに助力を願うが良い。
　偉大なる大霊、万物の創造者、宇宙の支配者の御名において
　私の天使よ、私を助けるべくそこにいてくれる事に感謝します。
　偉大なる大霊、万物の創造者、宇宙の支配者の御名において、
　私の守護天使よ、どうぞ私を援助し、指導し、守護して下さい。
　精神の光と共にワークする私の能力をコントロールするために、
　私のエネルギー回路を活性化する助けをして下さい。
　この今それらを成就するために私を助けて下さい。

＊

　おお偉大なる大霊、万物の創造者、宇宙の支配者よ
　あなたの光を私が理解できるようにして下さい
　私がこの人生の課題を達成できるように
　そして私の成す全てがあなたの名誉となりますように。
　おお偉大なる大霊、万物の創造者、宇宙の支配者よ、
　いつでも、どこでも、どの次元にあっても。
　私と共にあり、援助し、指導し、守護して下さい。