《３》ハイジャックに見る数の符合

　今日、乗員乗客365人を乗せた全日空857便がハイジャックされて、函館空港に降り立つという事件が起きた。数字で全てを見るわけではないが、乗員15人と乗客のうちの349人と犯人１人という数は、マヤの数字の扱い方である13×28＝91×４＝364及び、それに１を足して１年365日とする事と符合しているので、最初から犯人は１人ではないかと私は考えていた(後からなら何でも言えるといわれればそれまでだが)。

　また857便のこの857という素数から365を引くと492（＊広尾／２参照）というユニークな数になる。さらにもう一つの重要な３桁の数である273（この数は月の自転・公転周期27.3の10倍であり、絶対０度＝摂氏273.15度に近似している。＊福岡冬・阿蘇参照）とのからみでも、857−273＝584となるが、この584４は金星の会合周期でもある。584は、マヤの20進法の世界限界でもある19という数（20になると０に戻る）の２乗に黄金比φ(＝1.618…)を掛けた値にも近似している。

　この日は夏至（太陽黄経90度）だったのだが、同じ日にチェチェンで123人の人質が解放されている。　123３×４＝492。857から28の２乗である784を引くと、１年365日の１／５である73日になる。857に365を足すと1222で1111＋11となる。このように数はいくらでも面白い数の符合をひねくり出せそうである。
　その他にもこの犯人の名前（クツミ）を数字に置き換えるとどのような関係に解釈できるかなどとも話は展開できるが、問題はこのような数字に見るシンクロニシティにどれだけの意味があり、またどこからが偶然であるかという事だ。やみくもに数的一致を重大視する事も控えねばならないが、すべてがこじつけであり、意味はないのだと言える人の論理もまたよくチェックする必要があるだろう。このような中にも世界を見る重要な何かが潜んでいると考えるのも、全くもって荒唐無稽であるとは言い切れない何かを感じてしまう者もいるとしたら｡

12(水晶)の月21日／ＫＩＮ５９　　 青い共振の嵐／Ｇ暦６月21日 夏至　or 19950621