Ｂ-009　３重の正６面体と365

■１■正６面体を面点変換すると正８面体が現れる。そしてこの正８面体をさらに面点変換すると再び正６面体が現れてくる。この２度の面点変換で生じた２つの正６面体の体積比は１：27である。これは双対立体の正８面体を２個買い面点変換しても同様で、この関係はミクロ・マクロの双方向に続いている。

■２■この操作を外側に展開すると、内側の正６面体から外側の正６面体への変換操作に等しい。基本の正６面体の体積を１とすれば、体積は外側に３^0→３^3→３^6→３^9…と増えていく。中図は正８面体を抜いて見やすくしたものだ。右図は３×３×３の全体と１ピースの関係が同じであることを示している。

■３■２度したことは３度なせ。ということでこの操作をもう１度繰り返すと、体積比が(９×９×９＝)729倍の正６面体となる。最初の正６面体の体積は１^３＝１、２番目の正６面体の体積は３^３＝27、３番目の正６面体の体積は９^３＝729である。最初に基本の１ピースを地球の１日と同型対応してみよう。

　　　

■４■この３重の正６面体における各ペアの和を見てみよう。ペアの関係は全部で３種類ある。先ず最初と２番目の和は(１＋27＝)28ユニット数である。28日は「13の月の暦」の１ヶ月でちょうど４週間(７ｘ４＝)28日だ。水星の公転周期88日はほぼ28πに等しい。28は７の３角数であり２番目の完全数である。

■５■水星の公転周期88日と会合周期116日の差は28日であり、水星−金星の会合周期144日と、水星−地球の会合周期116日との差もまた28日である。人間の中にも様々な28日サイクルが存在している。女性の生理周期は28日サイクルだ。感情のバイオリズムは28日であり、ヒトの表皮細胞の寿命も28日である。

■６■次に最初と３番目のユニット数の和は(１＋729＝)730だが、これは365の２倍である。365日は言うまでもなく地球の太陽に対する公転周期または１年の日数である。そして２番目と３番目のユニット数の和は(27＋729＝)756だが、こちらは365に13を足した土星の会合周期の日数378日の２倍に等しい。

　　　

■７■月の１朔望周期は29.5日である。そして土星の１公転周期は29.5年である。つまり月と土星はちょうど１：365となっていて、１年１日法的なホロン関係にある。そこで３重の正６面体の体積比を「年」で見てみよう。28年は天王星の１／３公転周期であり、月が地球の周りを365公転する周期でもある。

■８■28年は人間個人の生命周期にしてみれば、その成長サイクルである７年周期が４つ重なって新たなフェイズに入る時もである。また729−１の３倍の2184年は天王星の公転周期84年の26サイクル分である。さらに756年は天王星の９公転周期でもあり、さらに土星の会合378日の２倍の365倍でもあるのだ。