テキストのみに依存することなく、画像と添えてある文字を下敷きに、数と形から見た整合性と美しさをマンガや絵本を見るように辿っていく、全ページオールカラーの形となったフォトブック。
「数と形の研究家｣小野満麿氏(※1)が30年以上の長きにわたり研究してきた情報をまとめたＨＰ｢プロジェクトメタトロン」。そのカバーする範囲は当人もその内部で迷子になることもあるというほと多岐に渡る。その膨大な情報に新たな研究を加味しフォトブックとして発信するべく、2019年１月にコロガリズムプロジェクトが開始された。
本編は７珠(※2)に分類され､202１年６月末現在は『星珠３部作』太陽系トポロジーと、『形珠３部作』プラトン立体万華鏡、及び形珠別冊『綿棒多面体の一軌跡』、『言玉３部作』〜超空間に日本)、さらにレクチャーシリーズ「コロガリズムin大津京�@〜�Dを発行済み。そして今新たに『色珠』(Ａ＋Ｂ)も完成し、最新のエントリーにこぎつけました♪

(※1）自称「かずとかたちの超オタク」。　　　(※2）星珠、形珠、言珠、色珠、音珠、数珠、体珠。

太陽系諸惑星の様々なデータや相互の関係を、既存の科学的見地や神秘学や占星術的な捉え方を否定することなく、それでもそこをはみ出して新しい関係や意味をトポロジカルに見て行こうという試みです。まずは太陽系の内惑星を数と形の関係を基本として見て行きます。

サイズ148mm×148mm　2019年３月14日初版発行　　

外惑星になると、それらの動きや意味合いが個人を超えているところが分かりますが、それでも月のカタチがあちこちに垣間見えます。それらが私たちの心身リズムとも呼応するように、私たちの中にも人間の３次元と10進法というフィルターを介して星々が巡っているようです。

サイズ148mm×148mm　2019年3月14日初版発行　

私たちの暦の元でもある月・地球・太陽の３つ組みは、ある意味太陽系の諸惑星が形成する世界平面とは直交する形で、見事な３重構造を見せてくれています。月の自転・公転周期27.3日と地球の公転周期365日との絶妙な関係が、随所に響き巡っていることを辿り見て行きます。

サイズ148mm×148mm　2019年3月14日初版発行　

３次元空間において最も対称性の高いプラトン立体を中心にして、多面体の多彩な関係性や美しさを、様々な角度や視座から並べて見ました。全ての始まりでもある正４面体の存在から展開する形の世界を、楽しい絵本のようにご覧頂ければ、そこに幸せを発見できるかも。

サイズ148mm×148mm　2019年５月31日初版発行

３次元だからと言って、全てを３軸直交で眺めるのは無骨です。プラトン立体の上に様々なロジックを重ね合わせて自らの思考を広げ、立ち上げ、転がすことができるのだろうか。パズルを解くように、そこにどれだけのものを見出せるのか。これらはそのささやかなヒント。

サイズ148mm×148mm　2019年５月31日初版発行

５重対称性を体現する２つのプラトン立体。そこには生命の躍動や惑星の転がり行きずつ様まで見て取れそうです。美しい黄金比を外に見る時、自らの内なる黄金比の照応を確認しているのかも。様々に響き合う形の共鳴は、スケールを超えていることを気づかせてくれます。

サイズ148mm×148mm　2019年５月31日初版発行

個人的に綿棒多面体に関わってきた年月を振り返りつつ、様々な多面体の製作方法を紹介しつつ、現在、そして未来に繋がる方向性を一緒に見て行きます。権威やマニュアルではなく、皆さんが自分なりの製作方法と意味を見出す道筋の、ささやかな参照波になれば幸いです。

サイズ148mm×148mm　2019年８月１４日初版発行

直交３軸の空間認識を否定することなく豊かにら内包し、微細な原子クラスターから宇宙の構造までを顕現している５重回転対称性の多面体に注目し、その系譜を綿棒多面体で追い続けた軌跡と記録を共有すべくコンパクトにまとめました。理論や用語を気にせず形を楽しめるなら…。

サイズ148mm×148mm　2020年８月１6日初版発行

５重回転対称性の多面体を綿棒で作り、その構造と対称性を少しなりと知ってから直交３軸系の多面体を見ると、そこにそれまで見えていなかったものが見えてくる。　新しい点も線も面も、胞すらも。そして動く綿棒多面体の発見と１／φサイズの発見と製作の、言語だけでは成せない記録。

サイズ148mm×148mm　2020年８月１6日初版発行

現今の世界の言語状況を鑑みつつ、それらとは全く別の言語体系を持つ日本語の、様々な特異性を眺め渡してみる。50音図。上代文字。大和言葉。オノマトペ。サピア=ウォーフの仮説からタタミゼ効果まで。高文脈と低文脈の文化背景の違いを超えて未来を繋ぎ創る可能性を見る。

サイズ148mm×148mm　2020年11月４日初版発行

言語の中にある分別を基底とした二元論の脆弱さを否定することなく、２にして２にあらずや、どちらでもありどちらでもないという論理や思考法へと滑らかに繋ぎ超えて行く道筋を模索してみる。１,２,３,４…そして５イコール新しい１という構造を日本語に重ね見て行こう。

サイズ148mm×148mm　2020年11月４日初版発行

日本語の音高の違いや５母音の幾何学的対称性に始まり、主語無し文と語り手の位置を転がしながら、自己他者問題に足を踏み入れてみる。１,２,３人称を超えた４人称についてのネット絡みの現今性を視野に入れ、日本語の｢もの｣を考察しつつ、言葉尽きるところを垣間見てみる。

サイズ148mm×148mm　2020年11月４日初版発行

自己と他者のものの見方の違いに拘り、その差異の快不快で疑い争い悲しむことより、私たち人間のものの見方そのものの同じを捉え見て、そのカタチから私たち自身の在り方とこれからの道筋を模索して行くための共通認識としての、色に関するちょっとしたエンサイクロペディア。

サイズ148mm×148mm　2021年６月25日初版発行　頒価1400円

色にはそれ自体が発光する色光色と、光を反射する物体の色材色がある。モニターやスマホや町中の電子公告など、今では色光に目を奪われる非平衡な状態だが、その事実の自覚の有無の差は大きい。生活するとは見る事でもある。見る事そのものへの理解は生きる事を変えて行く。

サイズ148mm×148mm　2021年６月25日初版発行　頒価1400円

　　　　　�@ コロガリズムin大津京(第ｉ回）「あなたとわたしのコロガリズム」

そもそもコロガリズム<cologarithm>とは何か？数学では「逆数の対数」を意味します。今までになかった転がりのリズムのメタファーです。何でも二分して考える思考癖をも否定せず､少しずつ既存からはみ出して行こうという姿勢で１,２,３,４と数を数え直す楽しい遊びです。　（現在絶版中。再編集して後日リリース予定あり。）

サイズ148mm×148mm　2019年1月20日初版発行　

　　　　　�A コロガリズムin大津京(第ｊ回）「あなたと私の太陽系を転がす」

全ては無理なので､太陽系の「たちつてと」を転がしてみよう。転がしても転がしても、なにやら綺麗な数や形が並ぶ。私たちは思考の基底に10進法と３次元的な空間認識があることにそれとなく気が付く。それでも転がし続ければ､その轍(わだち)からもはみ出して行けるでしょう。　（現在絶版中。再編集して後日リリース予定あり。）

サイズ148mm×148mm　2019年２月10日初版発行　

　　　　　�B コロガリズムin大津京(第ｋ回）「あなたと私の比を転がす」

比にも大きく２つがあります。数の比と言葉の比です。メタファーは単なる言葉の技法ではなく、私たちの根本的な認知能力の１つ。私たちの感覚は等差でなく等比的になっています。対数を知らなくても世界を対数的に捉えているのですね。自己他者問題はまず自分の内側から始まります。　（現在絶版中。再編集して後日リリース予定あり。）

サイズ148mm×148mm　2019年３月24日初版発行　

　　　　　�C コロガリズムin大津京(第-1回）「あなたと私の４を転がす」

私たちは１,２,３,４…と数を数えます。西洋と東洋では少し違うけれど、独立言語と言われる日本語の言語空間はまたかなり違います。４値論理的で、４人称的だ。超高速の力技で答を弾き出す２進法のＡＩは､この感覚がないので人間には届かない。私たち自身もそこを見直したいですね。　（現在絶版中。再編集して後日リリース予定あり。）

サイズ148mm×148mm　2019年4月23日初版発行　

　　　　　�C コロガリズムin大津京(第+1回）「あなたと私の語を転がす」

言葉として表現されたもの以上の内容を、阿吽の呼吸で伝え合う高文脈文化の日本語。その特性を理解し、印欧語と日本語の主体(主語)の位置の差異を考え、内包される４人称的現われや、４値論理的捉え方も見て行きます。ヌーソロジー用語にもより自覚的な語り口への期待を表明している。　（現在絶版中。再編集して後日リリース予定あり。）

サイズ148mm×148mm　2019年6月15日初版発行　

実写版ねこマンガ『超ねこ理論』(ナチュラルスピリット版)に収まらなかった、みかんとデルピーが語る、猫視座の世界観と宇宙論の続編。スクウェアなフォトブックを特別に縦長Ａ５版にして、４コマ及び16コマまんがと、用語解説やエピソードを交えつつ、2007年〜2010年の作品を所収しました。

サイズ210mm×148mm　2019年10月20日初版発行　頒価1600円　

世間が2012〜13年問題で揺れている時、ふいっと消えてしまった黒猫デルピエ郎と、賢いのかただノリがいいだけなのか分からないキジ猫白のみかんとの、奥行きも幅も愛するマイペースな掛け合いの記録。ひとりよがりのようでいて濃密で真理を含んでいそうな、2010年〜2013年の作品を主に所収しました。

サイズ210mm×148mm　2019年10月20日初版発行　頒価1600円　

　　★お手数ですが、以下の項目をご記載の上、下記メールアドレスへお送りください。
　　　　　--------------
　　　　　・ フォトブック名
　　　　　・ 冊数
　　　　　・ お名前
　　　　　・ 住所
　　　　　・ 電話番号
　　　　　--------------

　　★コロガリズム推進委員会　⇒　　cologarithm4@gmail.com　
　　　(※)ご意見やご質問なども、こちらのアドレスにどうぞ。

　　　★発送までの流れ
　　　　　�@ フォトブックご希望のメールを受信。
　　　　　　　　　↓
　　　　　�A 合計金額確認とお振込先のメールを返信。
　　　　　　　　　↓
　　　　　�B 代金お振込。
　　　　　　　　　↓
　　　　　�C 代金の入金確認次第、印刷発注。
　　　　　　　　　↓
　　　　　�D 印刷されたフォトブック到着次第発送。
　　　　　　　　　↓
　　　　　�E フォトブック到着。

現在フォトブックは、印刷代も大幅に値上がりしたために、在庫を抱える余裕がなくなり｢受注販売｣形式に移行しました。

入金確認ができ次第印刷発注し、完成後すぐに発送するシステムです。最長で２週間ほどかかると思いますが、どうぞ宜しくお願いします。

なお今後2024年以降も視野に入れつつ「音珠」「数珠」「体珠」、及び言珠別冊の「詩集」をそれぞれ制作準備中です。

　　　　　　　　　　　 　　　　　　　 　　　　　　　 　（コロガリズム推進委員会）

facebookのコロガリズムページに戻る