TALK-004

■1982年２月、「風の谷のナウシカ」が徳間書店のアニメ雑誌『アニメージュ』に連載開始。同年、山本裕一氏の綿棒多面体制作開始の年でもある。1982年12月、「アキラ」講談社の週刊ヤングマガジンで連載開始。1982年は何か特別なものが人間（日本人？）の中に開いた年なのかもなどと思ってみる。

■ちなみにアキラ本編の中では、1982年、関東地方で「新型爆弾」が炸裂し、東京は崩壊。これが引き金となり第三次世界大戦が起こった後の、2019年の「ネオ東京」が舞台。翌2020年は現実同様に東京オリンピックになっている。ＳＦで有名な「ブレードランナー」や「アイランド」等も2019年が舞台だ。

■「風の谷のナウシカ」「アキラ」共に、作者自身のアニメ映画制作に伴う中断を経て長期連載後に完結。1984年に宮崎駿の劇場版アニメが大当たりし、ナウシカビルとも言われている新ビルを建てた徳間書店。その建物の一角で1997年にＢＯＢの「人類が神を見る日」の注釈作成をちょっとだけ手伝った。

■グレートコンジャンクション20年でひとめぐり。720度回転で表裏を経て大きく戻る？2022年にも何かがある？何にせよ2019年もあと残りわずか。ひとりよがりやぬけがけをせぬよう心掛けつつ、心置きなく健やかに2020年にまろび出たいものだ。

2019.12.20 Friday