#168　れっつあにまろ in 横浜 by 阿修羅企画「北と南」

★今回のお題は『北と南』。東北でも「南東北西部」などと言う表現がありますが、この
漠然としたタイトルからは、様々な問題やリアリティが引きずり出されるでしょう。世界
規模の経済や政治的な南北問題が頭に浮かびます。

★様々なルーツを持つ日本人の出自と混交等も考えられますし、米国の南北戦争から中国
の北方系と南北系の差異、受精卵の発達に伴う南北半球から東京メトロの南北線などなど
、何が飛び出てくるかは話者の独断によります(^^)。

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■日時及び内容：2015年９月26日（土）

13:00〜14:00　福田博行の話
14:00〜15:00　甲田烈の話
15:00〜16:00　小野満麿の話
(15分のブレイク)
16:15〜18:00　質問・討論を兼ねた座談会

■話者：
　　福田博行　https://www.facebook.com/Kerobim?fref=nf

　　　

甲田烈　　https://www.facebook.com/retsu.koda?fref=ts

【ヒトノカタチの南と北】古代から人類は、自らに似せた「ひとがた」によって、縄文土
偶から藁人形まで、さまざまにその祈りや呪いの形をあらわしてきた。

養蚕の神として知られている岩手のオシラサマは、アイヌの家の神チセイコロカムイが源
流だとかんがえられた時期があった。

河童と類似している奄美の妖怪のケンムンは、なんともとは「人間」だったという説話が
あり、肥前の渋江氏の伝承には河童はもとは人形だったという話が伝わる。

日本列島の北と南における「ヒトガタ」をめぐるさまざまな伝承とそれらの関連性をひも
ときながら、「形」とはなにかを、改めて考えてみよう。

　　　

小野満麿　https://www.facebook.com/mitsumaro.ono

私はマクロ方向からを北と南を見て行く。
それから随時地球の細部の南北問題について絞っていく。
世界そのものの南北問題から、最後は個人の内なる南北問題に収められようか。
北と南の反転まで考えると、話がとんでもなく大きくなっていくことに。

福田 博行

北限と南限という生物相の境界線の話から展開。生物の世界では動植物の分布パターンで
分けられた生物地理学には、生物種が変わる分布境界線というものがある。その代表が南
限線と北限線。

日本だと、屋久島、奄美大島、沖縄の八重山を南限、北限とする動植物が少なくない。面
白いことにこの境界は文化的変化とも繋がっている。また哺乳類などの恒温動物は北へ行
くほど大きくなるという、ベルクマンの法則。

ネイティブアメリカンでは北は知恵、南は内なる子供の方位。北と南はハワイシャーマニ
ズムのウハネとウニヒピリの関係として俯瞰。世界と個人のフラクタルな関係など。

資料Download ⇒　http://animandala.com/download

2015.09.26 Saturday

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