#091　オタクとして、人間として

■１■人前でいろいろ話すという機会があれば、そのために事前にいろいろ整理してまと
める作業を毎回する。そしてそのことによって毎回新たな発見をすることが少なくない。
多くの人と実際に会って話をすることの喜びと、そのための準備によって自分の考えが進
み深まるという喜びがある。

■２■これらは一人で籠って深く研究しているだけではもたらされないものである。ＢＯ
Ｂはかつて、これを音楽家のレコーディングとコンサートツアーに喩えていた。開知クン
はかつて何年間か、自らの世界観と地球暦を広く世に知らしめるために、毎日のように日
本各地で話をし続けていた。

■３■またそろそろ人前で最新のものまで話を出し惜しみすることなく語らせてもらうこ
とによって、さらにその先に進める情報を自他・内外から同時に立ち上がるような時期の
ような気がする。幸い私まだそれなりに自由に体が動くので、ニーズがあれば出かけてい
く気力体力を保持している。

■４■だからと言ってこちらから空間移動経費から何から自前で…というほど使命感やボ
ランティア精神があるわけではない。話をすることで金を稼ぎ日々の糧にするという発想
もない。共にもう前時代的な発想に思える。どちらも極力無理や過負担なく、楽しく有意
義な時間が過ごせればよい。

■５■というわけで、各地でレクチャーやセミナーや個展を展開するＢＯＢや開知クンや
ましましさんのように、しばらくの間は当方も、本当に共に話をしたり聞いたりする機会
を共有したい方々がいれば、日程を合わせ出向くことはやぶさかではないので、気楽に当
方に打診してみてほしい。

■６■とりあえずしばらくは、会場費と空間移動費は参加者のワリカン程度でまかなえる
程度に。そしてこれはなくても全然いいけれど、お布施・ドネーション・投げ銭・お賽銭
・おひねり・寸志、その他なんでもいいから自分の気持ちを…というものがあれば、拒絶
するつもりも特にないし。

■７■もう「いつまでもやり続けます！」とか宣言して頑張り続ける年齢でもないし、か
といって「はいはい、もう気力体力衰えたので引退して隠居生活します」もまだ当分ない
。この微妙な時代の絶妙な時空の間合いを１人で味わうのもいいけれど、何とか共有でき
ればそれもまた有り難い。

■８■話をすることで、またその準備をしっかりすることで、それまでうやむやだったも
のが明確なカタチになり、比率になり、音や言葉として立ち現れるのは、嘘偽りなく共同
作業だ。変な使命感や純粋な慈善行為としてではなく、今までにない領域を切り開いてい
く好奇心が推進力である。

■９■はっきり言明して置くが、これらは決してチャネリング情報や上位次元からの一方
的な垂れ流しでは決してない。もしそのような構造で語るとしても、私たちもまたそれで
あるということだ。それを人間としてあがき苦しみ恍惚に浸りもしながら解明していく真
の「己読み」を進めたい。

■10■要は興味のある方がいて当方が気が向いたら、好奇心を満たし合う喜びだというこ
とだ。「金に糸目はつけないから私１人に話してくれ」というのは、最も遠い発想だ。近
くに温泉と美味いものがあれば御の字だが、それはまた別の話(^^)。気が向いているうち
にこき使って下さいな。

2015.05.02 Saturday

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