#054　ここのあそこ、あそこのあそこのここ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (※)original photo by Super G

■１■「いつでもどこでも『今ここ』なんだよね?」の前の話ではなく、その後の話。「いつ
でも今、いつでもここ」から半歩進むのは簡単な方法がいくつもあるんだよね。その簡単
な１つ。どこでもいいんだけれど、例えば自分の部屋とか、お気に入りの場所とか、細部
までよく知っている場所を想起する。

■２■これまたどこでもいいんだけれど別の場所で、最初のお気に入りのよく知っている
場所にいる自分をイメージする。というか、目をつむってその場所の細かいところまで思
い出せば、今どこにいるかというと、かなり自然に最初にいた場所にいながら、思い出し
ている場所のリアリティの中にもにいる。

■３■想起している場所の視覚的聴覚的触覚的その他や物の数などを細やかに想起すれば
、ほとんどその場にいると区別はつかない。この場合、それを観察している客観的視座な
んてのはは意味をなさない。問題はその次。その想起した現実感の中で、最初に目をつむ
った場所をさらに想起するということ。

■４■その場合の自分は肉体のある場所ではなく、お気に入りの場所にいて、そこから光
の反射のようにいわゆる普通の「今ここ」を現実感が同じくらいにイメージするというこ
と。言葉でいうと面倒くさいけれど、まあ同時に２か所にいるという感覚の最初の最初か
なあ。もしくはどちらも想起でもいいけど。

■５■重要なのは遊びであること。修行とか、才能開花とか、変なところで真剣になりす
ぎないこと。というとまたそれを真剣に受け止めすぎちゃう人もいるけど軽くね。硫黄泉
につかっていてふと、３.11と聞いて、４年前を想起しつつ、３：11は月と地球の直径比
でもあることを想起すること。…みたいな。

2015.03.13 Friday

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