#032　４元的でなく４値的に見られぬものか都知事選

■２値だけで見れば切迫した実情から、候補を１本化すれば勝てるかもしれないという発想もありつつ、時間的制限からそれも叶わぬまま進行している都知事選。泡沫候補を一応横に置き、大きな構造を無責任にカタチだけからみると、自民党が田母神氏支持と舛添氏支持で大きく２つに割れており、野党的立ち位置では宇都宮氏と細川氏で大きく２つに割れている。

■磁場の反転が中途半端で磁極が２重になりかけた太陽の重極磁場構造の記憶なども想起されるが、選挙そのものも右か左か、原発推進か脱原発かの２値２元的発想を越えて、現実的にそれらを否定ではなく内包した４値的思考を要請しているようにも思える。どちらかの陣営がワン・ツーフィニッシュということも考えられないので一本化という発想もあった。

■しかし発想そのものもまた一本化され、それ以外は論外だと言う思考に固着していないだろうか？個人的には得票の操作はあると考えているし、マスコミそのものも愚直には信じてはいない。現状を論評する以前に根本的に政治体制そのものを認めてはいないが、このさいせめて最低でも自分自身の発想の根源を４値的思考への雪解けと捉えることは可能ではなかろうか。

2014.02.03 Monday

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