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■「荒神の湯」は蒲田川と平湯川のが合流点に架かる橋を渡った先の栃尾交差
点のすぐ近くにある。というか宿泊した「民宿富久の湯」から道路を跨ぐとす
ぐそこの、蒲田川河川敷にある公共の共同浴場だ。これまで何度かスルーして
いたのだが、せっかくだからと営業終了30分前に、滑り込みで入浴してみた。

2017年訪問時の画像より。塀の右端から露天に抜けて温度チェック可能。

■男女別の脱衣所はしっかりした造りの小屋造りだが、その端の浴槽の囲いが
途中までしかない。脱衣所から外に出ると男女別の露天風呂が２つずつあるの
だが、ほとんどいつも片方にしかお湯が入っていない。2017年に来た時は、寸
志投入の前に温度を確かめたらぬる過ぎたので、入浴を取りやめたのだった。

駐車場から振り向いたアングル。中央下に栃尾温泉の看板が見える。近い。

■すぐ目の前には蒲田川が流れ、昼間であれば川のせせらぎや北アルプスの景
色をパノラマで楽しめるはずなのワイルドな露天風呂なのだが、夜空は曇って
星空も見えない。ここでの夜遅くの一人湯は、吹きさらしの野湯に入っている
ようで心もとない。超怖がりにとっては、中途半端な照明がかえってヤバい。

■泉質は単純温泉だけれど、温泉成分表を見ると｢穂高２･５･８号線､クリヤ谷
１号泉､新宝３号泉､宝温泉､中日ロッジ１号泉､谷口泉の混合泉」とある。これ
と言って特徴のあるものは感じないけれど、全部で９湯の混合泉って温泉とし
てはどうなんだろう。天気の良い日か雪見風呂で入りに来るところなのかな。

画像は「奥飛騨温泉郷観光協会」より

■しかしこんなふうに自分の暗闇怖さでバイアスがかかって、話がちょいネガ
風に抜けてしまっては申し訳ないので、晴れている昼間の画像も上げておくこ
とにする。温泉のよさには、泉質の他にロケーションというものもある。ちな
みに奥飛騨温泉郷のある高山市は東京都ほどの面積があるらしい。でかいな｡

　　　　　★所在地：〒506-1423 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷栃尾 Tel.0578-89-2614
　　　　　・源泉名／穂高２･５･８号線､クリヤ谷１号泉､新宝３号泉､宝温泉､中日
　　　　　　ロッジ１号泉､谷口泉の混合泉
　　　　　・泉質／単純温泉（中性低張性高温泉）
　　　　　・泉温67.3度
　　　　　・pH6.9
　　　　　・営業時間／8:00～22:00　月曜日・金曜日の午前中は清掃
　　　　　・料金／寸志（200円程度）

人生丸ごと湯治日記（６３２）　20191017