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「４travel.jp」より借用。

■１■長浜ロイヤルホテルは琵琶湖畔に建つ高層ホテルだ。温泉はフロントか
らずーっと奥に進み、売店やプールへの通路などを過ぎたどん詰まりに男女浴
室の入り口がある。脱衣場から浴室に入ると、まず大きめの浴槽が１つあるが
これは白湯で温泉ではない。その湯船をぐるりと回ると露天へのドアがある。

■２■露天風呂は岩風呂仕様になっており、濃い茶色の湯が満ちている。ぱっ
と見だと有馬温泉の濃厚な鉄泉と同系列かと思ったけれど、酸化したお湯の色
は存在感があるがぬめりなし匂いなしで、見た目ほど温泉成分が濃くはなかっ
た。泉質はむしろ近くにある須賀谷温泉と同系列にあると捉えていいだろう。

■３■右奥に岩造り仕様で造られている湯口からは、金気臭がするようなしな
いような低温の湯、というか水が少しずつ流れ出している。これが源泉なのだ
ろうか。この湯口の下の湯面下に、加温･循環濾過された湯の投入口があり､見
た目では分からないが結構熱いお湯が勢いよく逆側の岩まで噴き出している。

■４■この湯の源泉名は長浜太閤温泉で、湧出量は11ｍ下からの動力揚湯で、
毎分99.2リットルである。湧出時の泉温は19.9℃。湧出時は澄んでいるが、空
気に触れると次第に参加し、さび色の濁った泉水となる。知覚的所見は微褐色
、微硫化水素臭となっている。pHは6.7で、温泉の成分総計は396.6mg/kgだ。

■５■分析表によれば陽イオンがフェロイオン6.7mg／kg、フェリイオン5.0mg
／kgで、温泉成分による泉質名は付かないが、総鉄イオン11.7mg／kgが鉱泉該
当成分をクリアしているのでちゃんとした温泉である。これを非加水、加温、
循環ろ過、塩素消毒で使用している。時間や日により湯の色が異なっている。

右画像は「遊々☆湯ったり☆ぶらり旅(ゆゆぶ)」より借用。

■６■すぐ外は湖なのだが、壁で直接見ることはできない。隣接する豊（ほう
）公園の中には、再建されて歴史博物館となっている長浜城がある。この温泉
は豊臣秀吉がその長浜城に移り、初めて子どもができたことから「子宝の湯」
と呼ばれるようになったらしく、秀吉ゆかりの温泉としても親しまれている。

　　　　　★所在地：〒526-0066 滋賀県長浜市大島町38 TEL.0749-64-2000
　　　　　https://www.daiwaresort.jp/nagahama/index.html/
　　　　　・源泉名／長浜太閤温泉　・湧出量／毎分99.2リットル（動力揚湯、11ｍ）
　　　　　・泉温／19.9℃　・知覚的所見／微褐色、微硫化水素臭
　　　　　・pH／6.7　・成分総計／396.6mg／kg
　　　　　・立ち寄り入浴料金／\1,200
　　　　　・営業時間／12:00～21:00迄（月曜日、金曜日は15:00～21:00迄）
　　　　　・アクセス／ＪＲ長浜駅から徒歩10分

人生丸ごと湯治日記（４６４）　2018.08.05 Sunday