■１■チェックインを午後５時に予約しておいた「ことぶき荘」に、早めにチ
ェックインできるか問い合わせたかったけれど、電話は留守番電話のままで通
じないままだった。取り敢えずお昼は奥津温泉からさらに山の奥に入ったとこ
ろにあるかやぶき屋根の食事所で取ったが、問題はどこで時間をつぶすかだ。
■２■奥津では時間をつぶすところもそうない。すると食事をした場所からは
、三朝温泉まで30?40分で行けると分かった。今回は山を越えて鳥取県に入り
、三朝温泉までは行けないだろうと思っていたけれど、午後５時までなら楽勝
モードだ。ならば三朝温泉の「株湯」と「河原風呂」くらいは入れるだろう。
■３■三朝橋に到達して、観光案内所を訪ね、すぐそばの温泉施設「たまわり
の湯」の駐車場に車を停めてから、600〜700メートル程温泉街を歩いて「株湯
」に到達した。三朝温泉の町中には活気があった。「株湯」は昔訪れた時のイ
メージでいたら、綺麗にリニューアルしていた。そして相変わらず湯は熱い。
■４■熱いなりに静かに体を全部浴槽に入れると、それなりに心地よい。長湯
はできないけれど湯上りはすっきりだ。そういえば昔の古い株湯は、浴槽は小
さかったけれど、足元湧出ではなかったっけ？新しい浴槽はそうではないけれ
ど。その謎はすぐに解けた。外の足湯小屋にリノベーションされていたのだ。
■５■世界一のラジウム量を誇る三朝温泉、株湯はその三朝温泉の湯元だ。内
部では撮影できなかったけれど、実際に訪れたことを示すために、外での姿を
写す。橋のたもとに戻る。広い地域ではないけれど三朝温泉は湯町のイメージ
があって実に好ましい。橋のたもとにあった河原風呂は変わっていなかった。
■６■さて橋のたもと下にある「河原風呂」だが、視線は
360度解放弦のチュ
ーニングだ。おじさんたちは普通に入っているけれど、これでは女性は入りに
くいだろう。ここで南山形の温泉を巡った時のことを思い出す。湯船の中から
中心の間欠泉を見た湯ノ華と､湯船の中から360度の自然を見た姥湯温泉とを。
■７■つまり円(湯船)の中からその中心を見つめる人たちと、円の中から円周
の360度外側を見つめる人たち殿反転関係を温泉の中で味わったけれど､女性が
三朝温泉の「河原風呂」に入ったらどうだろう｡360度衆人ガン見の視線を感じ
る時の皮膚感覚を男は体感できないし､360度のガン見返しの意識体感もまた。
■８■男の思考だけではなく、女性が実際に混浴露天に入る時の羞恥心からの
視野反転とか、温泉の中の微放射能はむしろ体に良いとか、Fe、Na、Ca、Ｋ、
Cl、Ｓ、Ｐその他のイオンの形の温泉成分とその混在比率や温度などを体感し
ながらﾈ温泉に入るのも乙なものだ｡いつか湯船の中でレクチャーしたりして。
★所在地：〒682-0123
鳥取県東伯郡三朝町三朝634?１ TEL.0858-43-3022
・営業時間／ 8時00分〜21時45分
・源泉名／株湯混合泉
・泉質／単純弱放射能泉
・泉温／51.0℃
・使用状況／加水、加温、循環、消毒なしの源泉掛流し。
人生丸ごと湯治日記（３９３） 2017.10.16
Monday
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（393）三朝温泉「株湯」