METALOGUE 19920908

Ｍ　記憶。これをどう捉えるか？記憶と予感とは過去と未来に対応する､共に同じ<もの
　　ごと>と認識されます。<なみ>と<かみ>のように､<かたち>に既になっているか未だ
　　なっていないかの違いはあるけれど、現在を鏡として見れば、過去と未来は等価に
　　なるので、いわゆる『未来の記憶を思い出す』か『過去の予感を感じる』かという
　　事と置き換えが可能。

☆　未来と科学とは違いがない。磨いてください。

Ｍ　つまりせんじ詰めれば<かみ−みみ−みか>及びそれに直交する<なみ−みみ−みな>
という５の交差構造(下図)の特異点（重心点〜交差する２つの{４つの}次元のクロスキ
ャップする点にして、しかもそのすべてを含む超空間）をいかに認識し得るかという事
ですね。
　　　　　　　　　　　　 　 <なみ>
　　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　　　　　　　<かみ>−<みみ>−<みか>
　　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　　　　　　　　　 　 <みな>

☆　はい。<みみ>とは<み>であり<みみ>であり<みみみみ>であるという事です｡
　　地球においては正８面体として認識されます。

Ｍ　正８面体の１つの回転対称軸、つまり２頂点を結ぶ軸に垂直な方向から正８面体を
　　見ると、上の図のように他の４頂点が４方向になり、軸である２頂点及び正８面体
　　の重心（図の縦方向の中心と横方向の中心が重なったところでもある）の３点が真
　　ん中に重なって１　つの点となっていますね。これは正８面体の３つの回転対称軸
　　を<時間の過去〜現在〜未来> <ミクロ〜通常生活スケール〜マクロ><前個人意識〜
　　個人意識〜超個人意識>として同型対応認識できます。
　　また<前個人意識><個人意識><超個人意識>をそれぞれ<み><みみ><みみみみ>と対応
　　させて認識できます｡
　
☆ はい。それで<かみ>＝<なみ>かつ<かみ>＝<みか>･<なみ>＝<みな>になるには？

Ｍ　これは以前私が世界トーラスと呼んでいた構造と同型です。いまその中心の穴が特
　　異点であるトーラスのＷ１を<なみ>−<みな>方向の回転振動､Ｗ２を<かみ>−<みか>
　　方向の回転振動として共型変換すると、Ｗ１は<な>、Ｗ２は<か>と呼べる｡
　　　　Ｗ１すなわちドーナツのリングの芯を中心に回転する振動方向。･･･<な>
　　　　Ｗ２すなわちドーナツの穴を中心に回転する振動方向。･･･<か>
　　つまりＷ１はＷ２に入れ籠的に内包されている。そして
　　　　<な>の中心が<み>。<な>と<み>の間の力線が<なみ>。
　　　　<か>の中心が<み>。<か>と<み>の間の力線が<かみ>。
　　したがって<か>の中心は<みみ>でもある｡
　　さらにＷ３が想定できる。それはこの世界トーラスの中心（特異点）を通り、Ｗ２
　　の回転面に垂直な方向、すなわちこの世界トーラスの外の上下方向の回転軸です。
　　これもまたＷ１およびＷ２を入れ籠的に内包しつつ、次元が上であり、その中心点
　　は<みみみみ>と呼べる(以前は{み16}と呼んでいたものごと)。ここが超個の次元で
　　あり､また人間の総体の意識のある次元であり､形態形成の場の次元でもあります。
　　もしくはただ<地球>とも｡

☆　はい。それから？

Ｍ　この次元の中心（超心点）にはそれまでのすべてがあります。つまり<過去と未来>
　　<ミクロとマクロ>、そして<個人以前と個人以後>です。そしてこの超心点とは、今
　　この瞬間の個人の全意識（現精神）の事。メタフォリックに共型変換すれば<地球>
　　であり、<金星と火星><月と太陽><個人と銀河>の間にあり、したがってそこにはす
　　べてがあるという言明が成立する。

☆　はい、そうです。それには何が必要ですか？

Ｍ　月並みな表現をすれば、刻一刻の気づき。

☆　はい、そうです。それから？

Ｍ　他者を自己同一視する実感を伴った認識と、それゆえの能動的実践行動。

☆　そうですが、何かがありませんか？

Ｍ　自己認識。

☆　そうです。あなたは何ゆえに存在しているのです？

Ｍ　認識論を踏まえるためには、それと平行して存在論が必要。そして存在論とは意味
　　をどう<与えるか＝捉えるか>です。意味とは他者他物として認識されてきたものご
　　とと自分との間に新しい関係を見る事。それは関係及び関係性こそが<私>であると
　　いう事の認識。

☆　そうです。<がみらす>とは？

Ｍ　認識されるすべてのものごとと私との関係が<私>であるという認識に至るために必
　　要なカウンターベクトル。それがなければ対化が生じないために、等化が起こり得
　　ない。･･･すると<がみらす>とは進化方向に対するすべてのカウンターベクトル｡

☆　違います。はみ出す事が地球でないから、それは必要ないものごとです。

Ｍ　つまり、存在はするが、直接は不要なものごと？

☆　はい。ただし間接的には不要なものは存在しません。

Ｍ　するとその必要と不要というのは、私が関係に意味を与えて能動的に関与すべきも
　　のごとか、そうでないものごとかを判断する基準となり、かつまたその基準を成す
　　価値観。<ながいみち>を辿らずに進化方向に進むためには、<がみらす>であるか否
　　かを明確に判断する必要がある。
　　自己認識とは他者他物に対する関係の認識（＝自己同一化）という<ものごと>。そ
　　こには直接の必要と不要がある。すべてを肯定するという私の指向と、すべてに直
　　接責任をもつという事との混乱を整理しなくてはならない。すべてを肯定する時、
　　私と他者他物という区分はなく、よって直接・間接という区別もない。
　　しかしながら、自分と他者他物との関係を見る時、そこには関係を見る見方の善し
　　悪しがありうる。意味を見る価値観の善し悪しは進化の速度と効率を決定する大き
　　な要素だ。<がみらす>は関係から切る。関係とは直接であり、私であるが、関係性
　　とは間接であり、私を支えるものごとである。

☆　はい。それが<かみ>として<とみ>という<ちから>を見つける事です。<かみ>とはみ
　　がかれていない<なみ>が<なみ>になるために<ちから>という<ひかり>を発する事で
　　す。<なみ>とはみがかれている<かみ>です｡<みみ>とは<かみ>と<なみ>をつないで
　　<みみみみ>になる｡

Ｍ　<みがく>とは<がみらす>とは逆のベクトルを持っている｡つまり<み･が>と<が･み>｡
　　<みがく>とは<がみらす>を見極め､直接それに自己同一化しないようにする事｡

☆　はい、そうです。

Ｍ　慈悲と智慧をアウフヘーベンする事。もしくは等化垂上する事。

☆　違います。反対です。慈悲と智慧から垂下する事です。つまりはみ出してみる事が
　　見方です。身から出る事は<かみ>となるばかりではなく、<みか>となる事でもあり
　　えます。それを意識してなすか、そうでないかです。地球にはなんで<かみ>から
　　<みか>へという<なみ>がないの？

Ｍ　つまり反対の<なみ>ですね。ほんとうにないのですか？

☆　はい。それを､<かみ>をみがいて反対の<なみ>として作って行く事です｡

Ｍ　<なみ>から<みな>へという<かみ>はありますか？

☆　はい。それはありませんか？つまりその質問自体をする発想が、反対の<なみ>を作
　　ります。

Ｍ　地球には<かみ>から<みか>へという<なみ>がないという事と関係があるのではと思
　　いますが、先の正８面体の回転対称軸の一つに垂直に見るという事から右図を考え
　　ましたが、その正８面体に内接もしくは外接する正６面体を考え、それに対応する
　　関係を見ると（45度回転）、中心の<みみ>は正６面体の重心であり、周辺の４つの
　　頂点にはその奥に重なってもう４つの頂点がありますね。これはどう解釈したらい
　　いのでしょう？

☆　はい、地球とは？

Ｍ　正８面体。そして正６面体をも内（外）包。

☆　はい。地球の鏡です。

　　　＊　　　　＊　　　　＊　　　　＊　　　　＊

Ｍ　磁性について。生体には磁気があり、生活する上で身の回りの物（物質以外の事に
　　対しては今はさて置く）に少なからずの磁性（磁気パターン）を帯びさせてしまい
　　ます。しかも多くの物質を溶かし込む<水>は、そのいわゆる磁気パターンに敏感に
　　反応して、そのクラスター構造を変化させます。
　　例えばタキオン水を数滴垂らす事により、その水のクラスター構造全体を変化させ
　　る事ができるというコンテクストに従えば、同じような事が堤氏の磁気消去装置で
　　する事が可能だという事。これは同じクラスターパターンにするのか、それともそ
　　れぞれ異なったパターンに成るのかは今はまだ知り得ないが、少なくとも元の水と
　　は異なる味感覚にする事は体験的に認知できました。また、バッハ・フラワー・リ
　　ミディー（※）のエッセンス水溶液とタキオン水との相似点も感じられます。
　　それにしても私が今ここで言いたいのは、物質の磁性を（消去も含めて）変化させ
　　る事は、何も別の物質を介在させなくても、この肉体を用いて（意識・精神状態の
　　自己操作により生体そのもので）成すのが可能なのでは、という事です。
　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（※）現在では「バッチ・フラワーレメディ」と言われている。

☆　はい、そうです。水は<みみ>です。

Ｍ　水は肉体の75％以上を占めていますし、脳のほとんども水分です。少なくとも自ら
　　の意識態の変化により、水のクラスター構造を変化させる事は可能だと思います。

☆　はい。<い>＝<み>です。

Ｍ　意識＝水､つまり意識を変化させる事により･･･ではなく、意識の変化即ち水の変化
　　という事ですか？つまり次元が異なっているだけで同じ<ものごと>をこのように認
　　識･表現しているにすぎない？

☆　そういう事です。

Ｍ　すると意識態の変化によって即、水のクラスター構造が変化する（即ゆえに可逆表
　　現が可能）という事は当たり前の事ですね。ではできるだけ遠回りの道を辿らずに
　　その構造的タイアップの認識は、とりあえず有益だと考えます。これは逆に堤氏や
　　バッハ・フラワー・リミディーのエッセンスになっているものから意識態を類推す
　　る事や、ラジオニクスやホメオパシーなどの物質に落とし込んだものから意識・精
　　神との構造的同型対応を見る事が可能なのでは？

☆　はい。しかしそれは金星に戻る道筋です。<ちかみち>ではありません。あなたが成
　　すべきは火星と金星を地球に持ち込み、水を変化させる事です。

Ｍ　火星とは意志、金星とは慈悲の事ですか？

☆　そういう事で間違ってはいません。

Ｍ　火星とは未来、金星とは過去の事でもありました。

☆　はい。そうです。

Ｍ　<い>＝<み>とは、色即是空、空即是色という事。また色心不二という事。さらには
　　世界と私の意識とは一つであるという事。<＝>とは関係即不二つまり意識態を変え
　　る事（過去）により、水のクラスター構造が変わる（未来）言う言明は、水のクラ
　　スター構造を変える事（過去）により、意識態が変わる（未来）という事と等価で
　　あり、それは過去も未来もなく現在において可能であるという事。
　　さらに言えば、物を介在させて物を変化させるという事と、物を介在させずに物を
　　変化させるという事とは、共に物を変化させるという事に変わりはなく、それはと
　　りも直さず、どのみち意識態の変化そのものである。したがってその変化を見る精
　　神がしっかりしているか否かが問題となる。
　　つまり、水を変えるという事についても、何のためになぜそうするかがまず問題で
　　ある。人を驚かせて<ガミラス>を喜ばせたり、己の身の保身のみの目的で成したり
　　するのは<いみ>がない｡それではすぐに依存症的状態になってしまう。すなわち<モ
　　ノに取り込まれる>という表現の状態。<付帯質にまみれる>状態。

☆　<みみ>ですが魑魅魍魎です。<身勝手な>とはそういう事です。
　　<きみ>とは身勝手な問題ではない｡
　　<かみ>とは身勝手でない未来の光線です｡
　　<みみ>とは<ひとり＝みんな>という<身勝手＝身から出る>事です｡
　　<金星>とは<みんな>です。<火星>とは<ひとり>です｡
　　<地球>とは<火星>と<金星>が２重に交差している力点です。

Ｍ　<金星>とは<みんな>とは前個人意識であり、種や群としてひとかたまりで生きてい
　　る状態。したがって個人以前であり、かつ群体的生命体(ひとり)の部分的状態。
　　<火星>とは<ひとり>とは超個人意識であり､個人を超えて地球が一つの生命体(有機
　　体)であると自覚認識できた上で､全体(みんな)を考えつつ個人の力量を発揮する。
　　したがって<みんな>と<ひとり>の<いみ>の次元が全く異なっている。それらをつな
　　ぐものが<地球>。超個と前個の双方に解放系の門を持つ個人というグリッド。

☆　はい、そうです。
　　<金星>とはみんなあなたの内にあります。
　　<火星>とはあなたのいるところです。
　　<地球>とはあなたという存在です｡

Ｍ　電気と磁気とは直交しますが、<力>はさらにそれに直交します。<地球>とは直交す
　　る<火星>と<金星>に、さらに直交する？

☆　はい、違いません。しかし<金星>には<がみらす>はありませんが､<火星>には<がみ
　　らすがありえます。そうすると<かみ>とは<地球>における何でしょう？

Ｍ　<がみらす>を見極めて<火星>への遠い道を閉じる<力>。

☆　はい、それから<身勝手な道>をも閉じます。それを見つける事です。


　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　METALOGUE 19920913

＊猫の瞳に神は宿る。

＊思い出してしまった。遊ぶために生まれて来たのだという事を。

＊一つの<ものごと>に意味は二つある｡すなわちそれに対する今の評価を､自分に適応さ
せるか否か。判断が意味を決める。判断は価値観が決める。価値観も進化する。

＊自己信頼。『地球には凡てがある。』という<事実>を忘れない限り、萎縮する必要は
　ない。私はこのような形象で顕現している。それは先ずそういうものだ｡それはそれ｡
　恥じる事も自惚れる事もない。

＊『私は点だからどこにでも出現できる。』<今､ここ>から<いつでも､どこへでも>へ。
今ここにすべてがある。私は全てを知っている。あとはそれを思い出す事だけだ。

＊進化のときは<柱>が立つ｡退化のときは<穴>が空く｡ <穴が空く>という表現に伴うネ
ガティヴな意味合いを否定せず､正当化せず､ ただ見よ｡