13tone

[１：ｍａｇｎｅｔｉｃ磁気の音程]　《物事を引き付ける意志の働き》

　自覚できない無意識のレベルで意志が働き、自分にとって必要な人や状況を自分の回りに引き寄せて来るのが特徴といえます。つまりあなたの身の回りで起こる事は、ほとんどがあなた自身の見えない「意志」の反映なのです。だから、自分がおかれた環境で起こる出来事のすべてを、「これは本当は自分が望んだ事なのだ」と受け入れなければなりません。時には不愉快な事件が発生し、そこから逃げ出したくなる事もあるでしょう。そんな時は逃げ出すよりもそのまま受け入れる方が、後でよかったと思うようになるはずです。なにひとつ自分では動けないような気持ちに陥る事も多いでょうが、流れる水に任せるように生きる事が肝心なのです。

[２：ｌｕｎａｒ大陰の音程]　《対立しても刺激を受け安定する》

　野球の選手は敵のチームと戦う事で技能を上げていきます。この音程の人は、常になにかと自分を対峙させ、自分はその対象とは違うと考える事で、自分自身の自我の足場を作り出そうとします。という事は成長するたびに、対立する相手をグレードアップしてイかないと、狭いところに閉じ込められてしまう事になるのです。怠惰に陥る事なく、常にライバルを意識して、挑戦する意欲を鋭く磨きましょう。いつも敵としてみている相手も、実はあなたの大切な仲間。例えば「ダブル・キッチン」の嫁と姑のように、トラブル続きのように見えても、実はその刺激的な関係が、あなたを楽しくさせてくれるのです。

[３：ｅｌｃｔｒｉｃ電気の音程]　《行動から得たものを刻み込む》

　この音程を持つ人は、いろいろな事を新鮮に感じ、何にでも興味を持ちます。しかし興味が向いた事は何でもやってみたくなり､しだいに収拾がつかなくなるため､長続きはしないという結果になりやすいようです。でもあきっぽいからといって自分を責める必要はありません。それよりも貪欲にさまざまな事に関心を抱き、興味のある情報はどんどん吸収するべきです。例えばバイト生活が長く続き､なおかつ職場がころころ変わるとしても、落ち着く事が大切なのでなく､幅広く体験する事が重要なのだと考えてください｡好奇心こそがこの音程の人を成長させる鍵なので､若々しく生きるべきです｡

[４：ｓｅｌｆ－ｅｘｉｓｔｉｎｇ自己存在の音程]　《自分の内側を見つめ土台を知る》

　身近で、安心を感じるところに知らず知らずのうちに安住してしまうために、いつの間にか世間知らずになってしまうようです。そのため知らない場所にでるとなると、どこかに硬さがでてしまいます。例えば友人に誘われても知らない場所だと思わず後ずさりするのでは？だからといってあなたの場合は行動範囲を広げる事や、知らない世界でも伸び伸びと使用とする事を無理にする必要はありません。もっと自分の生き方の基本的な部分への探求をしていくべきです。自分がなぜ安心を感じるのかなど、自分の追う底の意識に長期的に興味を向けて見る事が、あなたの成長の糧になっていく事でしょう。

[５：ｏｖｅｒｔｏｎｅ倍音の音程]　《欲求を見つめる事で意志に目覚める》

　遊びたい､食べたい､持ちたい､楽しみたいというさまざまな欲求が強く働き､この欲求の充足のためにあなたは多大な時間を使うようになります｡あまりにも欲望の充足に走り過ぎると友達や両親に迷惑をかけることになってしまいます｡かといってあえて我慢すると､あなたの躍動する生命力は見る見るうちになえてしまうのです｡この音程の人にとって､欲望は成長する力になっていますから､欲しいものは欲しいと正直になる必要があるのです｡こうした行動の中で初めて､自分にとって最大の欲求とは何か？という自覚がはっきりと浮かび上がって来ますから、一見無駄に見えても失敗を恐れず自分の気持ちを素直に行動に出してみましょう。

[６：ｒｙｔｈｍｉｃ律動の音程]　《揺れ動きバランスをとる事から生まれる輝き》

　遊び過ぎて疲れ果てた末にこれからは家にいておとなしくしていたいと思うと、今度は自閉症的になって手に負えなくなったり、と常に微妙にバランスが崩れてしまう性質に、自分でもホトホトいやになるかも知れません。しかしよく考えてみると、この忙しい揺れる振り子のような生活の中でこそ、あなたは生き生きとできるのです。小さな安定を取るよりも、動揺し、バランスを必死で取ろうとする瞬間にこそ、あなたの最良の気づきがあります。友達も恋人も、あなたが次にどう出るのか、興味津々、動き続け走り続ける中でこそ、あなたの美と個性が輝く事を考えると、疲れてはいられません。その揺れ動きを楽しみましょう。

[７：ｒｅｓｏｎａｎｔ共振の音程]　《イメージを膨らませ、それになりきる》

　環境から受けた刺激は、あなたの中にあるイメージや夢をどんどんと膨らませてゆきます。あなたにとってはいかなる情報も、内面の風船を大きくするための題材でしかないようです。それがある程度強固でしっかりしたものになったら、次にあなたがそれに乗り込む事です。自分で自分を夢見ているので、たいていの場合あなたが思っている自分像と、周りが見たあなたの間にズレがありますが、重要なのは思い込みも思い続けると思い込みではなく真実となるという事です。いつの日か、勝手夢見た自分像を、まるで10年も前からそうだったかのように当たり前の顔をして生きている事に気がつくでしょう。

[８：ｇａｌａｃｔｉｃ銀河の音程]　《他人の目で自分を確認、自覚をはっきりする》

　自分の姿を誰の目から見ても客観的に認められる、立派な姿にしたいために、多くの他人の目で自己確認をしようとするあなた。純粋な自分の気持ちを表現するよりも、常に公式的な見解としてのものの言い方に慣れ過ぎてしまうかも知れません。何でも他人にはっきり意思が伝わるように練習を積んだ結果、しだいに自分はこれこれこういう能力を持ち、こういう人間だという自覚ははっきりします。でも嫌みに映る事も多くなります。この音程を持つ人の成長する力は包容力。自分像が硬直して身動きが取れなくなる前に、いろんな人の意見を聞き、柔軟な受け答えができるように器を大きくしておくようにしましょう。

[９：ｓｏｌａｒ日輪の音程]　《悟り、謙虚になり、自己の充実感を育てる》

　自分の本当の可能性を求めて点々とするかも知れませんが、どんな事も熱中できません。自分を職業的にも、また誰々という肩書にも閉じ込めておけない事を感じると、漠然と心もとない不安が押し寄せてくるかも知れません。しかしこれが太陽の音程の人の大きな特徴。外にある価値観はどれも自分に結び付かなかった事が分かり、可能性が全部打ち消された時に、自分のありのままの姿に気が付くのです。別に社会的な価値や肩書で無理に自分を決めつける必要などありません。太陽の音程を持つ人の成長する力は謙虚さ。自分を過大評価も過小評価もせず、できる事を精一杯やって行こうとする謙虚な姿勢が、あなたの自己充足感を育てていきます。

[10：ｐｌａｎｅｔａｒｙ惑星の音程]　《軋轢から自分の理想を誕生させる》

　自分自身として生きていきたいという衝動と、それがなかなか実現できないという現実との間で激しく葛藤します。あなたが意志を強く表すほど、周りの人々との緊張感は高まりますが、この行為に必然的に生じる軋轢と摩擦こそが、あなたにとっての大きな原動力となる事をよく見極めましょう。温和にうまく切り回して、自分の意志や希望を切り捨てる事よりも、苦労しても自分の理想を現実の環境の中で達成する事が、あなたの強力な活力を提供するのです。出来上がった成果は、あなたと環境の双方の譲歩の産物。いろいろあったけれど、やってよかったという実感こそが、あなたを大きくしていきます。喜びもきっと人一倍大きい事でしょう。

[11：ｓｐｅｃｔｒａｌ分光の音程]　《人格を解き放ち人生を創造する》
　環境には迎合しない自分のいきかたや表現方法のスタイルが、しっかりと確立されているこの人は、周囲の需要に素直にこたえる殊に内心抵抗します。何かの要請や依頼などにも、自分のやり方を差し挟みたくなったり、オリジナリティを必要としない事柄は頭から拒絶したりする事も。でも決して気難しい人ではありません。この日とに必要な成長する力は開き直り。結局同やったって自分は自分の表現しかできないのだから、自分の本性を曲げてまで、ことさら期待に無理にこたえる事はない、という開き直りが、独自の人生を創造する基盤となるのです。自分に開き直っているからこそ、本当の意味の柔軟さも育つのです。自分を信頼しましょう。

[12：ｃｒｙｓｔａｌ水晶の音程]　《世界と共に生きて自分の存在を知る》

　何かしたいと思っても、自分の欲求が本当に自分から出たものなのか、それとも他者に望まれてのものなのか分からなくなります。それを思い詰めると、自分がないという不安感から知識や情報をむさぼるように吸収しようとしますが、手に入れた知識や技能を自分の独自性だと思ってしまうと、ますます自己不在感が強まってしまいます。この人に成長を促す力は共存です。何をやっても基本的に受け入れられてしまうあなたですから、自分を主張する意味も必要も失われているのです。純粋な「自分」は存在しないと気づいた時に、他者と共存して初めて成り立つ「自分」を発見するでしょう。自分の知識や能力が誰かのために使われて、自分の存在意識を手に入れます。

[13：ｃｏｓｍｉｃ宇宙の音程]　《自己を主張する事で周囲に影響を与える》

　自分の本当の「意志」に忠実に生きようとするので、なかなか人のやり方に合わせられません。個人的な見解からは妙に離れた価値観で行動するので、あなたの言動は周囲の人々に微妙な影響力を投じてしまい、気が付かない間にその影響が膨らんでいきます。しかしわざわざ自分の考え方を他人に感化させようとすると、とたんに周囲は警戒し、あなたを敬遠し始めます。成長する力としては没頭が大切。周囲の状況には丸っきり無関係に、あなたは自分の考え事や行動に没頭できるのですから、我を忘れて興味のある事に集中してみるべきでしょう。その興味が感染するという形で、友達を巻き込んでいく時に、あなたにとって、最も優れた機会が訪れるのです。